平清盛

平清盛(50)

とうとう来ましたね、50回。最終回です。 壇ノ浦をきっちり描くのかと思ったら、清盛死後はその流れを、清盛の存在が後々の世まで影響したことを、その功績をざーっと一気に説明しただけでした。まぁ、タイトルが「平清盛」なんでそれでいいんですけどね。壇…

平清盛(49)

あと1回・・。最終回前の49話です。 そんなわけで前回に引き続き、おさらい風な回想多め。もう終わりなんだなーとしみじみ。久々登場の後白河、なんとも言えないエキセントリックな、それなのにそこはかとなく上品な、寂しげな感じが(全編通して)いい味出…

平清盛(48)

宗盛が過去の己の無能さ、劣等感を振り返りつつ、それをわかった上で今清盛に還都を進言できるのは自分しかいないと発起・・。ストレートな心情の吐露に、このドラマの宗盛の人柄と相まって、なんかかわいそうになってきちゃいました。いじらしくて。すっか…

平清盛(47)

侍大将忠清の哀しみが伝わってきました。結構前の回で、すっかり公家化した清盛孫たちから邪険にされて、老兵の哀愁を醸し出していた忠清。憂慮していた通りの状態にある平家のために命を賭しての苦言・・・。このドラマは見続けてるとホントおもしろい。そ…

平清盛(46)

清盛の怪演ぶりがすごかったです。その姿は見事に白河法皇と重なって。怖っ、清盛怖ぁぁー。上りつめた清盛が、気が付けばあれほど嫌っていた白河法皇にそっくりになってしまっているってのがなんとも皮肉でよくできたストーリーだなーと。それまでの清盛の…

平清盛(45)

今回、パーツパーツはいい感じなのに、全体的にはやや散漫な感じで主軸のうねりをあまり感じられなかった気が・・。まぁおもしろいんですが。 清盛の老害っぷり・・というか、エロじじいっぷりがハンパない。しかも似合う・・。どこからどうみても色ボケした…

平清盛(44)

おもしろーーーい。壮絶な展開です。特に重盛死後、清盛が怒りにまかせての治承三年の政変、そしてついに頂点にのぼり詰めるという息をつかせぬ展開にわくわくしました。幽閉された後白河の不敵な表情と、「いかがですか?そこからの眺めは・・」のリフレイ…

平清盛(43)

あぁとうとう成親さまが・・・。流罪が決まる前、重盛にこれまで見せなかった心の内を自嘲気味に吐露する場面、泣けました。そして壮絶すぎる最期・・・。ドラマの後半に入ってからというもの、秘かに毎回成親さまの卑屈な言動を見るのを楽しみにしてました…

平清盛(42)

西光、すごい迫力でした。まさに鬼気迫る表情。最期まで彼を突き動かした、信西への強い想いがまた哀しくもあり・・。 そして、清盛が目指すもの、老いからくる焦り、ブレ始めたそれを西光に見透かされているかのように、それをかき消すかのように西光にぶつ…

平清盛(41)

鹿ケ谷へ向かう序章といった感じ。清盛と後白河に、決定的な溝ができ、双方に動きが出てきました。 身内ですらもう止められない程、黒くなった清盛。もはや善も悪もなく、命ある限りただ我が道を突っ走るといった、(端から見ると)老害的な暴走感も感じられ…

平清盛(40)

滋子死す・・。前半は取ってつけたように滋子がいかに平家と王家の中をうまく取り持っていたかというエピソード満載。清盛と後白河どちらの顔も立て、仲を取り成し、不満分子は早期発見、うまく懐に取り込む・・。諸々のエピソードが唐突すぎ。これまでそん…

平清盛(39)

兎丸退場の回でした。ここのところずーっと、まさにゾクゾクする展開が続いていて、しみじみこのドラマおもしろいなーと思っていたのだけど、今回はいまひとつ・・だったかな。なんとも哀しくやるせない展開だったのはわかるんだけど、ワタシ的に、兎丸とい…

平清盛(38)

台風が激しそうなんで、今日は早めに帰宅。時忠の例のあのセリフ、楽しみにオンタイムで視聴。 赤い装束の禿のホラー映画のようなインパクト。そしてすっかり冷徹に仕事をこなす時忠。どっちも怖ぇー。 「平家にあらずんば人にあらず」のセリフは栄華極まっ…

平清盛(37)

清盛が福原に行ってからここ数回のおもしろさはなんだ! 今回もたまらないおもしろさ。 ブラック清盛と、その腹心となった時忠。言葉少なに交わす視線が、にやりと笑いあうその微笑みが、いちいち意味ありげでわくわくします。汚れ仕事を一手に担って涼しい…

平清盛(36)

・・・おもしろい。後白河と清盛の政治的な攻防にそれぞれの思惑なんかが絡んで、見応えあり。しかもそれがテンポよく描かれていてとにかくおもしろかったです。 相変らず見事な食えない男っぷりを披露した成親を筆頭に、基房や宗盛、そしてとばっちりでまた…

平清盛(35)

ここへきて清盛・頼盛の関係性が忠盛・忠正のそれを彷彿とさせるという展開が、思わせぶりでよかったです。 久々感のある頼盛。この役者さん、お上手・・なんだけどどうしても顔が幼くて付けひげがおもちゃのように見える・・(蜷川舞台での少年役はハマって…

平清盛(34)

病に苦しむ清盛が見た夢部分と一連の後白河のエピソード部分はとってもファンタジー・・・でした。しかし久々登場の舞子やら白河法皇やらは迫力というかどっしりとした存在感があっていいですねー。 反面、その間の現実世界では、最悪の事態を覚悟した面々が…

平清盛(33)

タイトルからして、今回は息抜き的な回かと思っていましたが、何気におもしろかったです。50歳?誰が?のくだりはちょっと自虐的というか、主役の方がまったくそういう年齢には見えないことからあえてあぁいうやりとりにしたのかしら・・と。 初登場の忠度は…

平清盛(32)

摂関家、忠通さまの息子たち、みなさんどことなく忠通さまに似た嫌味な雰囲気を持っていて、なんというかあの陰湿な野心みたいなのが絶妙で、年齢的には辻褄のあわないキャスティングも納得です。そして今回は早々に蝉さん演じる基実が活躍!と思ったらあっ…

平清盛(30)

崇徳院がすごいことになってました。 先日見た、崇徳の役の人が讃岐に行った番宣的な番組が、なかなかに秀逸で、崇徳院の言い伝えだとか、その地での扱われ方だとか、何よりも役の人が崇徳を思う気持ちだとか(国芳画を待ち受けに!)がよーくわかったので、…

平清盛(29)

息抜き回でした。ここのところ平治の乱がらみでキビしい感じが続いてたので、第3部前にちょっと一息という感じですかね。全編ドタバタのコメディテイスト。 平家のみなさんの(ここから平“家”なんですね。これまでは平氏。今までもフツーに平家って書いてま…

平清盛(28)

義朝散りました。正清と刺し違えるという設定がちょっと違和感でしたが、その前後はよかったんでまぁいいか。 よれよれに疲れ果てた信頼と成親を後白河が許すかと思いきや、どーーーん!!みたいな展開と、場面変わって清盛にばっさりと断罪される辺り、テン…

平清盛(27)

清盛がすっかり落ち着いた策士になって、見ていてスカッとします。浮かれた信頼を名簿で信じさせて、さらに平家は宴三昧で油断させ、さらにおじゃるの公家たちを巻き込んで、帝救出(ちゃんと女装してました)、見事逆転の勅旨のあたりまで、もう痛快。最高…

平清盛(26)

信西・・。 途中ちょっと中だるみ感がありましたが、結局最後はベタなんだけど泣けました。回想シーンの「誰なんだー」「誰でもよーい」が「清盛」になったところ、そして信西の自決・・。信西がいい人キャラだと気付いたのが最近なんで、ちょっと違和感が消…

平清盛(25)

最近は中身が濃くて、どの回も気が抜けない感じですね。今回もおもしろかったです。 信西は理想の実現のためにはなりふり構わず一直線で、(しかしその理想は民が豊かに暮らせる世)その姿は頼長様にも通じる感じがします。いい人なんです。その信西に賭ける…

平清盛(24)

おもしろいっ。保元の乱後の息抜き回だと油断してたら、またしてもおもしろいじゃないですか。 なにより清盛がすっかり棟梁らしくなって、(その姿は血のつながらない父忠盛を思わせる感じで)家貞じゃないけど、感慨深くてしみじみしてしまった。あの余裕た…

平清盛(23)

泣かせますよーといわんばかりのあざとい演出に、泣くもんかと身構えていましたが、忠正おじさんにすっかり泣かされました・・。そして為義。息子を思う父の優しさにまたまた涙・・(前回の義朝が殿上人にと聞いた時の微笑みもよかったですが、今回の最後の…

平清盛(22)

前々回の20回に続いてものすごく中身の濃い素晴らしい回でした。 なんとももりだくさん。様々な人が様々な立場で、それぞれ、別れを覚悟する感動的なシーンの連続。 まずは頼長さまの衝撃的な最期・・。あの一筋の涙と、子らに言いきかせる回想シーンに泣か…

平清盛(21)

とうとう保元の乱です。 おもしろくて見入ってしまったのだけど、戦そのものはなんだかちょっと肩すかし気味。清盛と忠正の一騎打ちだとか、鎌田父が息子をかばったりとか、身内と戦うツラさみたいなのを無理矢理ドラマチックに感動的にねじ込んだ部分が、狙…

平清盛(20)

やばいー、おもしろいー!!これまでで1番です。見ごたえずっしりの回でした。真剣に見入ってしまった。 あれほど露骨に清盛を目の敵にしてきた忠正おじさんが、清盛を棟梁として認めてる・・と思ったらぁぁ。忠正、漢だよぉ。最後の「絆などないわ」が泣け…