平清盛(39)

兎丸退場の回でした。ここのところずーっと、まさにゾクゾクする展開が続いていて、しみじみこのドラマおもしろいなーと思っていたのだけど、今回はいまひとつ・・だったかな。なんとも哀しくやるせない展開だったのはわかるんだけど、ワタシ的に、兎丸というキャラ、そして中のヒトに最後まで馴染めなく、したがって彼があんな風になって、清盛との回想が挟み込まれても、これといって感慨もなく・・・。ホントなら感動の回のはずなんだけど。ちょっと残念。
ただ、一族の栄華が、静かに崩れ始めてきている不気味な雰囲気はばっちり感じました。高まる清盛の野望と、そのために暴走する彼を巡る人たちの想いが軋みだしてきている感じ。清盛も、盛国も、時忠も、禿も。切ないっす・・。時忠の、言葉ない複雑な表情も印象的でした。