平清盛(38)

台風が激しそうなんで、今日は早めに帰宅。時忠の例のあのセリフ、楽しみにオンタイムで視聴。
赤い装束の禿のホラー映画のようなインパクト。そしてすっかり冷徹に仕事をこなす時忠。どっちも怖ぇー。
「平家にあらずんば人にあらず」のセリフは栄華極まった平家の宴の裏の、まさしく陰の部分で、その汚れ仕事を自ら正当化するかのように、ぼそりと呟かれたのでした。仕事を終えた後、時子と話していた表情もそうだけど、なんというか、諦念の想いというか。ここにきて時忠をも困惑させるほどに清盛の野望は暴走してきたというのか。
その強大な権力に物言わせ、すべてを意のままにしようとする清盛と、周りの温度差みたいなものが徐々に表れ始めたような感じ。平家の滅亡に向けて、歯車が狂ってきたような印象。ラストに向けて加速してきましたね。
他に、おもしろかったところとしては、宗盛のどうしようもなく鈍いキャラが最高。ノリ突っ込み的な「あぁ、みかど。・・・ミーカードーーー?」に笑いました。
そして毎度、成親の感じ悪ーい言動。いいです、このキャラも。
あと、後白河法皇の大きなものを食べるしぐさがとっても雅でとってもキュート。