平清盛(40)

滋子死す・・。前半は取ってつけたように滋子がいかに平家と王家の中をうまく取り持っていたかというエピソード満載。清盛と後白河どちらの顔も立て、仲を取り成し、不満分子は早期発見、うまく懐に取り込む・・。諸々のエピソードが唐突すぎ。これまでそんな片鱗見せなかったのに。それよりもなによりも。滋子役の彼女が、とてもじゃないけどそんな器のでかい女性には見えなかった・・。登場からなんら変わらない無邪気なあかぬけない少女って感じでした・・。なので、滋子が亡くなったことで、時代の流れが変わるってのに、いまひとつ説得力が・・・。ちょっと感情移入できなかったのが、なんとも残念。(先週の兎丸に続いて・・。)
しかし、後白河が滋子に常々メロメロで、愛いやつめーと思ってるのはよく伝わりました。なので、後白河が悲しんでいる様はジーンと来ました。ちなみに後白河の今様はとてもステキ。声がいいのですね、この方。品があるし。
さらに、毎度言ってますが成親様の露骨なイヤな奴っぷり、今週も冴えてました。あとは忠清の、時代遅れの老兵のような扱われ方がかわいそうでかわいそうで。平家若者たちの鼻持ちならない公家化の描き方もよいですね。
そして、時忠。今回は出番少な目でしたが、最後のぽろっとこぼれた涙にやられました。ドキーっとしました。突然だったんで。
 
もう40話。あと10話なんですね。なんかさびしい。