平清盛(45)

今回、パーツパーツはいい感じなのに、全体的にはやや散漫な感じで主軸のうねりをあまり感じられなかった気が・・。まぁおもしろいんですが。
清盛の老害っぷり・・というか、エロじじいっぷりがハンパない。しかも似合う・・。どこからどうみても色ボケしたおじいさんそのものでした。そしてそれに対する時忠の嫌味とも同情ともつかないあの表情。心のどこかで清盛に見切りをつけたのかとも思えるし、清盛の本当の心のうちを読みとっているようにも思える。弔い云々の言葉は、清盛があのような体たらくを心から楽しんでいるのではない・・と思っているようにもとれるし・・。今回の時忠、色々な想いを含んだ感じでよかったです。
あとは、宗盛のダメっぷりとか、無理して器に似合わぬ贅沢をしている感じとか、相変らずうまいなーと。
そして今回初めて、弁慶・義経パートがいいと思いました。ドラマの早い時点から、唐突に現れ続けた弁慶がここにきてようやくしっくりくるようになりました。あと八上院様も迫力あるわー。
で、ほんとのところ、清盛はどうなんだろう、ただの強欲じじいなのか、そういうふりをしているのか・・。残り5話でどうなるんだろう・・・。