2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いだてん「種まく人」

いい!素晴らしい終わり方。第一部の登場人物が次々と笑顔で登場して、まさに大団円。 いだてんとはみんなに食べ物を集めて配る神様。四三さんはずっと走ってきた。四三さんが走るとみんな笑顔。四三はまさにいだてんであり、四三とスポーツ普及に奔走した人…

いだてん「大地」

地震の後の、孝蔵の淡々とした語り、シマちゃん旦那の後悔の吐露、清さんの見出す希望。どれも心を揺さぶる。涙が溢れます。 今まで当然のようにあったものが突然なくなる喪失感、衝撃。みんなの哀しみをこうやって表現するクドカン、やっぱりすごい。 そし…

いだてん「ヴィーナスの誕生」

シマちゃん、富江、人見、それぞれ女子ならではの問題を抱えつつ、男性原理の世の中で強く、そしてシャンに生きている。それがキラキラと輝いていて、素晴らしい。それを際立たせる四三さんも素晴らしい。 そしてそして、ダメな馬きんのダメっぷりがなぜか愛…

ウィーンモダン展

国立新美術館へウィーンモダン展を見に。 クリムト展を見たばかりなのでつい比べてしまいますが、こちらは予想を上回るボリューム。大満足です。 ウィーンの街の近代化の過程、人々の生活や娯楽のための箱が作られ、そこに入れこむ様々な形の芸術が新しく生…

クリムト展

東京都美術館にてクリムト展見てきました。 思っていたより、ボリューム少なめ、ちょっと肩すかしではありましたが、要所要所に思わずため息が出るような美しい作品が展示されていて、飽きません。赤子、ユディト、女の三世代、そして荘厳なベートーベンフリ…

いだてん「櫻の園」

デリカシーのない、エチケットを履き違えた男どもと、抑圧から解放される喜びを知った女ども。みんな未来へ向かっているからものすごーく感動的。 当たり前が当たり前でなかった時代が、つい最近まであったのだなーとしみじみ思う、いい大河。いい。 ところ…

いだてん「恋の片道切符」

アントワープ五輪そのものを描かず、前後の人々の感情のみで表現する手法が効果的。 あのスウェーデンから長い時が経ち、日本も、スポーツも、四三さんや周りの人々も、彼らを取り巻く環境もあの頃からずいぶんと変わったのがよくわかる丁寧な演出。その長い…