平清盛(22)

前々回の20回に続いてものすごく中身の濃い素晴らしい回でした。
なんとももりだくさん。様々な人が様々な立場で、それぞれ、別れを覚悟する感動的なシーンの連続。
まずは頼長さまの衝撃的な最期・・。あの一筋の涙と、子らに言いきかせる回想シーンに泣かされました。もちろんオウムと忠実さまにも。
そして自分のままならない人生を嘆く崇徳上皇。もうあの人の存在そのものが切ないです・・。
さらに義朝の出世を聞いて微笑む為義・・。あぁぁぁぁ。悲しい。
極めつけは忠正おじさん。宗子との、あぁいう兄を持った弟の気持ち云々の会話と、竹馬のエピソードが切なすぎる。清盛の子らを見るおじさんの優しいまなざしが・・・。いい人なんだよー。
そんな感動の合間に、躊躇なく残酷な判断をするブラック信西にちょっとぞくぞく。(気高き忠通さまもいい味だしてます。)
しかし一番怖ーいのは得子さまなのです、相変わらず。それを爆笑で受け止める狂気の後白河もこわー。
本格的におもしろくなってきましたよー。