平清盛(30)

崇徳院がすごいことになってました。
先日見た、崇徳の役の人が讃岐に行った番宣的な番組が、なかなかに秀逸で、崇徳院の言い伝えだとか、その地での扱われ方だとか、何よりも役の人が崇徳を思う気持ちだとか(国芳画を待ち受けに!)がよーくわかったので、今回の、あのものすごい姿もなんだか納得できました。最後に浄化されたような穏やかな表情になったのもなんか救われた感じがしました。
平家一同が荒海に出てからは、崇徳生霊の、まさに鬼気迫るネガティブパワー VS 西行の念仏=善パワーという演出がなされていましたが、浮きっぷりがハンパない西行の軽ーい念(のように見える)では崇徳院のとてつもないオーラにはとてもじゃないけど太刀打ちできないでしょうと思ってしまった・・。
崇徳院、とっても雰囲気があってお上手でした。崇徳院のいかんともしがたい悲哀が溢れてました。
さらに、今回は忠通様も最後。ほんと、いつもいい味出してました。最初から活躍の人たちが段々退場していきますね。寂しくなります。
そして、時忠。思いっきり悪巧みして、甥っ子まで巻き込んで、あっという間にバレて、解官されて、しかも結局流罪。最後まで不服そうだし。清盛に軽ーい感じであしらわれてるのもちょっとおもしろい。なんつーか、若干おもしろ要員なのね、今のところ。