平清盛(11)

得子さまの、他者に対する容赦ない鬼のような態度。タマコの、今さらながらの自責の念。鳥羽院の、崇徳帝に対する嫌悪。そして崇徳の、嘆き悲しみが憎悪へと変わっていく様。王家一族は、それぞれの感情が一様に狂気を孕んでいて、相変わらず眼が離せない。得子を中心にどろどろの愛憎が渦巻いてます。そんな中、崇徳が謀られて弟に譲位と、大事な部分は案外さらっとした感じ。
源氏、為義さんは由良姫といいコンビ。なんだか和みます。
今回は、明子がーー・・とわかっていたので、あまりにもいい人すぎる明子の言動が、愛に溢れて幸せな清盛家が、常にめろめろな顔で明子を見る清盛が、これから起こるであろう悲劇へのフラグだと思うと悲しすぎるー・・と勝手に盛り上がりすぎたのか、心の準備しすぎたのか、実際明子が死ぬシーンは実は意外にもあまり悲しくなかった・・りして。明子、きれいなんだけど。なんだろ・・。その後の清盛の大暴れは切なかったですけどね。
なんて思ってたら、次回予告でテンション最高潮。時忠がー。なんか一筋縄じゃいかない感じ、醸し出してましたよー。次週!!楽しみだー!!!
 
そして公式HPの人物デザインにも剛くん登場。にゃるほどーの解説付き。狩衣姿も見たいです。