平清盛(10)

王家、摂関家の関係性、つながり、その思惑だとか陰謀だとか見え隠れしていて相変わらず面白い。みなさんクセモノ揃いで役にぴったり。
清盛家のにぎやかで和やかな雰囲気も息抜きっぽい感じでいいです。侍女たちのオモシロ部分も、あの家の大らかさみたいなのを表していてそれはそれでいい感じ。
ところが。10話の肝であるはずの義清が残念すぎる・・。せっかくの見せ所だったのにね。出家を決意してからのラスト数分、なんだか軽ーい芝居とお粗末な歌詠みで、興醒め。幼子を蹴倒して、壮絶な想いで出家する感じがまったくしなかった。桜に負けてました。清盛1人で奮闘してた感じ。以前から、あのひとが歌を詠むたびにずっこけそうになってたんで、こっそり吹き替えでもしちゃえばいいのにと思っていたのですが、ワタシ的には芝居も・・残念でした。最後まで、見目麗しくて知的で非凡で・・って人には思えなかったなー。西行としての方が合うのかも・・しれない。と今後に淡く期待。