失意の
崇徳上皇と、（立場的にも身体的にも精神的にも）弱っていく
鳥羽院の、最後まで相容れないすれ違いの想いが切なかったです。
気付けば堕ちつつある頼長の動揺や、裏で操る
信西のほくそ笑みや、まさに骨肉の争いに踏み込んでしまった源氏や、色々な人達がこれまでとは違うステージに転換していく感じに、世の中がどこかわからない方向に動いている感じに、ぞくぞくどきどきと胸騒ぎがします。
更には、栄華を誇った
鳥羽院の
崩御。周りの人達の変わり様もまた切ない。世の中は人の心は無常なのですなー・・。
そんな中、平家一門は今回も平和な息抜きおもしろパート。滋子に浮き足立つ平家の男どもがなんだか微笑ましいです。特に忠正のそわそわ→いやいや→そわそわ→いやいや→そわそわが最高です。あぁ、忠正おじさん・・。
時忠は引き続きちょい現代風味。他の平家男子同様なんだか楽しそうでいいですね。
