「IZO」DVD三昧

IZOのDVD、とりあえず夜中までかかって一通り一気に観ました。本編と特典と。
まず本編。あの生の舞台の臨場感にかなうことはないけど、殺陣のシーンとか意外にも息を飲むほど迫力ありでした。
本間精一郎を斬る路地とか石部宿の、回り舞台が活きるところは、映像では魅力半減かなーと懸念してましたが、上からだったり左右からだったりカメラ切り替え多様でなかなかの迫力。あの場面、ほんとにかっこよかったからさ。でも、土佐から江戸への場面とか、東洋暗殺後、京都への場面とか、舞台なのに映像のようにパッパッと場面が切り替わるところが見事で、それがこの芝居の特徴でもあるなーと思っていたのだけど、映像だとフツウに切り替わってるように見えてしまうのがやや残念。
でも、なんといっても役者の表情がばっちり見えるのがDVDのうまみですね。特に以蔵さん、たまりません。前半の上士にたてつく睨みつけるような目や、新兵衛さんへの嫉妬に狂う表情に、こんな顔してたんだーと改めて感動。一番驚いたのが、京を逃げ惑う以蔵さんの、憔悴しきったような放心した顔。以蔵さんだー、このヒト・・と思いました。
生で観劇して一番好きだった戸田を「天誅」する場面も鳥肌立ちました、やっぱり。そして石部宿で返り血浴びてぎらぎらの以蔵さんも。もちろん最後の独白も。いいですね、いいですよー。
特典のメイキングも剛くんファンにはたまらない作りになってますが、欲を言えばもっと“メイキング”が見たかった。あのすげぇ舞台装置で、あのすげぇ芝居を作り上げる過程をじっくり見たかったなーと。
でも大満足なんですよ、ほんっと。特におにぎりほおばる以蔵さんがステキだー。
また、最初から観ます。しばらくこのDVDで幸せに生きていけそう。(しかしもっと大画面のTVが欲しくなった・・)