#その他舞台、演劇

みんな我が子

久々の観劇。シアターコクーンへ行ってきました。以下たぶんネタバレなしの感想。 アーサーミラーはあまり好きではない、というかああいうアメリカだからこその戯曲を日本人キャストで…というのが正直苦手。なのでとりあえずあまり期待せず。 転換なしの三幕…

勝手に演劇大賞スペシャルトークイベント

WOWOWの勝手に演劇大賞のスペシャルトークイベントに当選したので行ってきました。 中井、徳永両氏の進行で、いのうえひでのりさん、早霧さんゲストの豪華版。みなさんの今年のベスト作品など、興味津々の話題ばかり。マニアックな話も多く、ふーん、へーの…

いだてん「独裁者」

岸さん、登場は嫌味な感じだったのに段々とその人間味あふれる人柄に気づかされ、最近ではことさらお茶目な面が強調されて魅力的なおじさんでした。チャーミングなエピソードのおかげで最期も悲しすぎずによかった。 失言の市長も、悪い人ではないと思える退…

いだてん「黄金狂時代」

落語パートとオリンピックのシンクロが見事。よくよく練られた構成に唸らされます。孝ちゃんとおりんさん、そして万ちゃんも、素晴らしい。 実感放送、最初はコミカル、後半には苦く切ない。かっちゃん、大横田、敗者の負けて惨めな姿を優しい眼差しで描き出…

いだてん「夢のカリフォルニア」

暗い時勢にスポーツで明るいニュースを、の気持ちのみで突っ走るまーちゃん。徐々にチームや周りの人がひとつになっていくのが、いい。かっちゃんを応援する人たちの熱い想いが、いい。勝てなかった者の描き方が優しくて、いい。みんなみんな優しい。 そして…

いだてん「走れ大地を」

水泳チームのなんとも言えないコメディムードと、政治家たちの緊迫感の対比が面白い。こういったシーンを行ったり来たりできるのがこのドラマの素晴らしさ。 犬養毅の最期とオリンピック応援歌のお披露目が同時進行するところなんて、若者のエネルギーが真逆…

いだてん「替り目」

まさに替り目の回でした。 四三さんとまーちゃんの見事な替り目。四三さんの最後のさよならが素晴らしく良い表情。 落語の替り目の使い方が秀逸。 そして実次兄ちゃん。子供時代からずーっと実次さんの存在は大きかった。四三と父ちゃんとのエピソードに絡め…

いだてん「明日なき暴走」

人見さんの覚悟に震え、成し遂げた姿に涙。新聞社や、四三さんたちの喜びにも涙。ちょいちょい差し込まれるシマちゃんの見守るような笑顔にまた涙。 ええ話やー。 四三さんもだけど、人見絹枝さんのように初めての何かに立ち向かうには困難がつきもので、今…

いだてん「時代は変わる」

第2部始まりに相応しい華やかで勢いのある回。日本橋での四三とまーちゃんがぶつかって主役交代の演出。四三さんとまーちゃんの嘉納しぇんしぇーとの出会いの違い。なるほど、口がいだてん。なんか色々納得です。新たな登場人物もクドカン馴染みの人が多く、…

いだてん「種まく人」

いい!素晴らしい終わり方。第一部の登場人物が次々と笑顔で登場して、まさに大団円。 いだてんとはみんなに食べ物を集めて配る神様。四三さんはずっと走ってきた。四三さんが走るとみんな笑顔。四三はまさにいだてんであり、四三とスポーツ普及に奔走した人…

いだてん「大地」

地震の後の、孝蔵の淡々とした語り、シマちゃん旦那の後悔の吐露、清さんの見出す希望。どれも心を揺さぶる。涙が溢れます。 今まで当然のようにあったものが突然なくなる喪失感、衝撃。みんなの哀しみをこうやって表現するクドカン、やっぱりすごい。 そし…

いだてん「ヴィーナスの誕生」

シマちゃん、富江、人見、それぞれ女子ならではの問題を抱えつつ、男性原理の世の中で強く、そしてシャンに生きている。それがキラキラと輝いていて、素晴らしい。それを際立たせる四三さんも素晴らしい。 そしてそして、ダメな馬きんのダメっぷりがなぜか愛…

いだてん「櫻の園」

デリカシーのない、エチケットを履き違えた男どもと、抑圧から解放される喜びを知った女ども。みんな未来へ向かっているからものすごーく感動的。 当たり前が当たり前でなかった時代が、つい最近まであったのだなーとしみじみ思う、いい大河。いい。 ところ…

いだてん「恋の片道切符」

アントワープ五輪そのものを描かず、前後の人々の感情のみで表現する手法が効果的。 あのスウェーデンから長い時が経ち、日本も、スポーツも、四三さんや周りの人々も、彼らを取り巻く環境もあの頃からずいぶんと変わったのがよくわかる丁寧な演出。その長い…

いだてん「箱根駅伝」

森山未來くんの都合三役の落語に圧倒される回です。トリッキーなつくりなんだけど、最後の岸さんに泣かされる。マラソンは特に駅伝は、日本人の心の琴線に触れるのだ、理屈ではなく。ということをしみじみ感じる回でした。あー、おもしろい。

いだてん「愛の夢」

暴走機関車四三さんとスヤさんの不器用でも溢れ出る愛情。それだけで素晴らしい。 ほわーんとしてると、後半15分くらいの怒涛の展開に目がさめる。子供の誕生に色めき、清さんの友情に泣き、可児先生に笑う。 播磨屋さん、嘉納しぇんしぇー、自分の仕事に誇…

いだてん「いつも2人で」

オリンピック中止で失意の四三さんが、スヤさんの献身の末やりたいことを見つけて前を向く。夫婦の愛を感じます。そして嘉納しぇんしぇーも、次なる目標を見つけそれに向かって進み始める。またワクワクしてきました。 さらに久々の吉岡天狗。うざい、くどい…

いだてん「ベルリンの壁」

四三さんとスヤさんのあれよあれよと言う間の結婚、ひたすらユニークで微笑ましい。 そして四三さんのベルリンオリンピックにかける覚悟と本気が凄まじい。だからこそこの後の展開を思い、ざわざわしてしまう。 しかし何と言っても今回は朝太覚醒の様が最高…

いだてん「新世界」

夢の中のような数ヶ月の旅のあと、現実に戻れば世の中が変わったように見える。終わりつつある青春。皆が知らない世界を見た自分が変わったのか。事実急速に変わるもの、そして変わらないもの。 ともあれ新しい空気に満ちた世界へと踏み出すそれぞれの姿に希…

朝まで「大人計画テレビ」

ゆるゆると面白かった。あの並びはやはり貴重ですね。大沢たかお氏の番組は当時衝撃を受けたのを思い出しました。 そんな中、少路くんの「こんなに大きいのか」と「しかなかった」に爆笑。何度も見ちゃう。皆さんも爆笑してるし。いいよね、少路。

いだてん「復活」

大事な大事な本番を最後まで全うできなかった四三さんと朝太。とてつもない挫折から、周りの人の助けもあって立ち直り、次へと向かう姿がキラキラと輝いて見える。どこまでいっても希望があって、いいな、この大河。

いだてん「太陽がいっぱい」

走馬灯のように差し込まれる、四三さんがオリンピックに出るに至るまでの軌跡。邪気無く明るいスヤさんと、なんとも優しい旦那さんと、四三家族の宴会も、東京高師の期待も、チビ四三の幻影も、あにこさんの激励も、昔から今に至るまで、たくさんの人たちの…

いだてん「真夏の夜の夢」

あんなに自信たっぷりで誰よりも恵まれているように見える三島天狗があっという間にその鼻をへし折られ自信喪失。当時の日本と諸外国の差というのはこういうもんだったんだろうなー。 そんな中、四三さんに徐々に芽生える大和魂。田舎者で純朴な四三さんが、…

いだてん「さらばシベリア鉄道」

四三さんのあけすけな日記をもとに、ほぼ密室での数日間を飽きさせること無しに描き切る。外国人に対する率直な感想やら、同胞日本人に対する辛辣な思いやら、濃い空間の濃い人間関係がおもしろい。 車内の彼らの想いも、差し込まれる嘉納先生や熊本の人々の…

いだてん「敵は幾万」

今回はなんと言っても、壮行会での四三さんの歌からのスヤさんのお嫁入りシーン。美しくも切ない。ここだけでなく、シーンからシーンへのつながりが、何気に意味のあることが多くておもしろいなーと。 そして今回も実次兄ちゃんのおのぼりさん加減と、四三さ…

いだてん「おかしな二人」

四三さんを、会ってすぐ金栗天狗と呼んで相撲を仕掛ける三島天狗。四三さんを、フォーティースリーと呼んで厳しく叱咤するアニコ。おもしろいおもしろいとヘラヘラしてたら、最後に赤ゲットの兄ちゃん登場。あの姿と「いだてんのおでましたいー」のにこにこ…

いだてん「お江戸日本橋」

ラストの、夢に向かって脇目も振らずがむしゃらに駆け抜ける若者2人が日本橋で交差するシーンに鳥肌。こんなにもワクワクする大河は他にない! 浅草、日本橋、芝と駆け続ける四三と孝蔵、見事に富久と重なって感嘆。しかも「芝」は志ん生ならではなわけです…

いだてん「雨ニモマケズ」

世界記録でとうとう嘉納しぇんしぇいに抱っこしてもらった四三さん。子どもの頃のあのエピソードが効いてますねー。 そして無邪気にはしゃぐ嘉納しぇんしぇい。 その運動会のおかげで、人生が変わる孝蔵。 初回からの各人の諸々がここにつながっていて、唸ら…

いだてん「小便小僧」

第4話。四三さん、憧れの嘉納先生に声をかけられ益々マラソンに没頭。美川くん、益々漱石にかぶれ迷走中。五りんと四三はどういう繋がりがあるのか…。 魅力的な人々が次々登場して、人も町も活気に満ちていて、なんともワクワクします。

いだてん「冒険世界」

四三とマラソンの出会い、若き志ん生と落語の出会い、そしてこの2人の交差…。どんどんと物語が出来上がってくるワクワク感がたまらないです。 そして、クドカン作品における勝地くんの正しい使い方。 ジャンプ亭ジャンプ登場と、(昭和30年代当時の)現代っ子…