最後列から愛をこめて

IZOソワレ、行って来ました。これで見納めかと思うと淋しい・・。それにしても今日の席・・。会場全体を見守りました。最後列から・・。以下ネタバレ。

今日は東京楽前ということもあってか、なんだかみなさんややハジケ気味。動きも大きく見ごたえありました。特に龍馬さん、オモシロ部分がパワーアップしてて、ぷぷっと思わず笑ってしまう場面がたくさん。あ、ちなみに今日の以蔵さん四文字熟語は「豊年満作」。かなりかけ離れてます、「尊皇攘夷」と。
そして月曜に見たときに比べてまた演出が変わったりしてますね。井上に天誅をくだした後の天は動くのくだりでホントに星がまわってたし・・。以蔵さん、声はもう全く心配なしで、ちょっぴりハスキーなのがいい感じに凄みが出ててよかったなー。殺陣もこわいくらいに迫力あって。何度か見て思ったけど、この芝居は、脚本がとても丁寧なつくりで毎回色んなセリフに色んなことを思わさせられてしまいます。毎回色んなポイントで色んな想像力掻き立てられてしまうのです。なので、見終わってからもしばらくは増幅していってしまうのですねー。
堕ちて、吉虎で何ヶ月か前が夢のようだ、あんな生活がずっと続くと思ってたと遠い目をして語る以蔵さんに、江戸に行ったところから武市にあからさまに疎まれるようになるまでの頃の、あの赤い着物の時代の以蔵さんは、人斬りまくりではあったけど確かに輝いていて、仲間といるのが楽しそうにも見えて、それはそれできっと、青春とよべるものだったのではないかなーなんて思って泣きそうになってしまった。ラストの「のぅお天道様頼むき・・」もいつも以上に気持ちが入っているように思えてどーんとムネが痛くなりました・・。そしてあの悟りにも似た優しい表情に、ちょっとだけ救われた気持ちにもなり・・。
今日は荒神を一緒に見に行った友達との観劇。終演後は剛くんってスゴイ!で話はまとまりました。で、明日は東京楽ですね。早いもので。
(そいえば今日は映像がちょっと調子悪かった?公知天誅の場面で一瞬「ご来場ありがとうございます」が出てきちゃってたし。あそこの流れるような片手での殺陣、かっこいいのに・・)