2019-01-01から1年間の記事一覧

いだてん「独裁者」

岸さん、登場は嫌味な感じだったのに段々とその人間味あふれる人柄に気づかされ、最近ではことさらお茶目な面が強調されて魅力的なおじさんでした。チャーミングなエピソードのおかげで最期も悲しすぎずによかった。 失言の市長も、悪い人ではないと思える退…

いだてん「トップ・オブ・ザ・ワールド」

前畑の頑張り、鶴さんと小池の関係、水泳チームの日本泳法エキシビジョン、帰国してからのまーちゃんの後悔と、それを慰める未来の奥さん、どれも泣き笑い。華やかで楽しくも悔しくもあるオリンピックにあって、これからやってくる辛い時代の影が見え隠れす…

いだてん「黄金狂時代」

落語パートとオリンピックのシンクロが見事。よくよく練られた構成に唸らされます。孝ちゃんとおりんさん、そして万ちゃんも、素晴らしい。 実感放送、最初はコミカル、後半には苦く切ない。かっちゃん、大横田、敗者の負けて惨めな姿を優しい眼差しで描き出…

いだてん「夢のカリフォルニア」

暗い時勢にスポーツで明るいニュースを、の気持ちのみで突っ走るまーちゃん。徐々にチームや周りの人がひとつになっていくのが、いい。かっちゃんを応援する人たちの熱い想いが、いい。勝てなかった者の描き方が優しくて、いい。みんなみんな優しい。 そして…

松方コレクション展@国立西洋美術館

金曜夜の延長時間をねらって松方コレクション展へ。空いてるかなーと思いきや結構混んでました。 実業家で蒐集家松方氏の日本の美術コレクションの歴史とも言える貴重な展示。収集のタイミングごとの展示なので時代を行ったり来たりするものの、とにかくすご…

いだてん「走れ大地を」

水泳チームのなんとも言えないコメディムードと、政治家たちの緊迫感の対比が面白い。こういったシーンを行ったり来たりできるのがこのドラマの素晴らしさ。 犬養毅の最期とオリンピック応援歌のお披露目が同時進行するところなんて、若者のエネルギーが真逆…

日本の素朴絵@三井記念美術館

日本橋に行ったついでに、日本の素朴絵という展覧会を見てきました。 たまに普通の真面目な展覧会見てても思わずニヤニヤしちゃう系のヘタウマ的な作品ってありますよね。そういうのを集めてテーマに掲げたなんとも癒しの展覧会です。とはいえ、三井所蔵を始…

アコギな夜 2019 杉本恭一@南青山マンダラ

今年もアコギな夜に行ってきました。2年連続の台風直撃かと思いましたがなんとか回避。 月食で始まり前半はthink outside the boxの曲。アコギによく合う曲ばかりだなーとしみじみ。1人のライブならではの、その場で音を重ねていく恭一は職人風でカッコいい…

メスキータ展@東京ステーションギャラリー

メスキータ展、見てきました。 大胆でコントラストのきいた画風が見ていて楽しい。飽きない。斬新でスタイリッシュなんだけど、木版の単純化した素朴さもあり。ヴァロットンなんかもだけど、木版はなんとも言えないコミカルさがあって愛らしい。 メスキータ…

いだてん「替り目」

まさに替り目の回でした。 四三さんとまーちゃんの見事な替り目。四三さんの最後のさよならが素晴らしく良い表情。 落語の替り目の使い方が秀逸。 そして実次兄ちゃん。子供時代からずーっと実次さんの存在は大きかった。四三と父ちゃんとのエピソードに絡め…

いだてん「明日なき暴走」

人見さんの覚悟に震え、成し遂げた姿に涙。新聞社や、四三さんたちの喜びにも涙。ちょいちょい差し込まれるシマちゃんの見守るような笑顔にまた涙。 ええ話やー。 四三さんもだけど、人見絹枝さんのように初めての何かに立ち向かうには困難がつきもので、今…

いだてん「時代は変わる」

第2部始まりに相応しい華やかで勢いのある回。日本橋での四三とまーちゃんがぶつかって主役交代の演出。四三さんとまーちゃんの嘉納しぇんしぇーとの出会いの違い。なるほど、口がいだてん。なんか色々納得です。新たな登場人物もクドカン馴染みの人が多く、…

いだてん「種まく人」

いい!素晴らしい終わり方。第一部の登場人物が次々と笑顔で登場して、まさに大団円。 いだてんとはみんなに食べ物を集めて配る神様。四三さんはずっと走ってきた。四三さんが走るとみんな笑顔。四三はまさにいだてんであり、四三とスポーツ普及に奔走した人…

いだてん「大地」

地震の後の、孝蔵の淡々とした語り、シマちゃん旦那の後悔の吐露、清さんの見出す希望。どれも心を揺さぶる。涙が溢れます。 今まで当然のようにあったものが突然なくなる喪失感、衝撃。みんなの哀しみをこうやって表現するクドカン、やっぱりすごい。 そし…

いだてん「ヴィーナスの誕生」

シマちゃん、富江、人見、それぞれ女子ならではの問題を抱えつつ、男性原理の世の中で強く、そしてシャンに生きている。それがキラキラと輝いていて、素晴らしい。それを際立たせる四三さんも素晴らしい。 そしてそして、ダメな馬きんのダメっぷりがなぜか愛…

ウィーンモダン展

国立新美術館へウィーンモダン展を見に。 クリムト展を見たばかりなのでつい比べてしまいますが、こちらは予想を上回るボリューム。大満足です。 ウィーンの街の近代化の過程、人々の生活や娯楽のための箱が作られ、そこに入れこむ様々な形の芸術が新しく生…

クリムト展

東京都美術館にてクリムト展見てきました。 思っていたより、ボリューム少なめ、ちょっと肩すかしではありましたが、要所要所に思わずため息が出るような美しい作品が展示されていて、飽きません。赤子、ユディト、女の三世代、そして荘厳なベートーベンフリ…

いだてん「櫻の園」

デリカシーのない、エチケットを履き違えた男どもと、抑圧から解放される喜びを知った女ども。みんな未来へ向かっているからものすごーく感動的。 当たり前が当たり前でなかった時代が、つい最近まであったのだなーとしみじみ思う、いい大河。いい。 ところ…

いだてん「恋の片道切符」

アントワープ五輪そのものを描かず、前後の人々の感情のみで表現する手法が効果的。 あのスウェーデンから長い時が経ち、日本も、スポーツも、四三さんや周りの人々も、彼らを取り巻く環境もあの頃からずいぶんと変わったのがよくわかる丁寧な演出。その長い…

いだてん「箱根駅伝」

森山未來くんの都合三役の落語に圧倒される回です。トリッキーなつくりなんだけど、最後の岸さんに泣かされる。マラソンは特に駅伝は、日本人の心の琴線に触れるのだ、理屈ではなく。ということをしみじみ感じる回でした。あー、おもしろい。

いだてん「愛の夢」

暴走機関車四三さんとスヤさんの不器用でも溢れ出る愛情。それだけで素晴らしい。 ほわーんとしてると、後半15分くらいの怒涛の展開に目がさめる。子供の誕生に色めき、清さんの友情に泣き、可児先生に笑う。 播磨屋さん、嘉納しぇんしぇー、自分の仕事に誇…

東寺展@東京国立博物館

トーハクの特別展 「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅展」に行ってきました。 実は大人になって1番衝撃を受けた人工物は太陽の塔と東寺の仏像群なので、この東寺展、立体曼荼羅(の一部)が見られるということで、あの感激をもう一度、とずっと楽しみにしていました…

いだてん「いつも2人で」

オリンピック中止で失意の四三さんが、スヤさんの献身の末やりたいことを見つけて前を向く。夫婦の愛を感じます。そして嘉納しぇんしぇーも、次なる目標を見つけそれに向かって進み始める。またワクワクしてきました。 さらに久々の吉岡天狗。うざい、くどい…

杉本恭一/ROLLY MITSUDOMOE@南青山マンダラ

マンダラ25周年記念、恭一とROLLYというレアな組み合わせのライブへ行ってきました。 かっこよかった、楽しかった。同い年ギタリスト最高。初共演、初絡み。 まずは恭一登場。曲順まったくめちゃくちゃですが、 fantasia、ピース、ラッキー、ラオラウ、レイ…

いだてん「ベルリンの壁」

四三さんとスヤさんのあれよあれよと言う間の結婚、ひたすらユニークで微笑ましい。 そして四三さんのベルリンオリンピックにかける覚悟と本気が凄まじい。だからこそこの後の展開を思い、ざわざわしてしまう。 しかし何と言っても今回は朝太覚醒の様が最高…

杉本恭一 think outside the box tour ファイナル

久々の恭一ライブを見にclub queへ。レコ発ツアーのファイナルです。 時間が流れる中、中込女史の出てきたあのboxに恭一画伯の絵が映し出される。メンバー登場で、天国ロックショーでしたっけ?月食でしたっけ?そのあと、welcome to wonderland、ラオラウで…

いだてん「あゝ結婚」

スヤさんと四三さん、ついに結婚。なんだかんだ言いつつも、みんなに理解されて四三さんは幸せ者。2人の冷水浴、あながち作り話でもないというのがおどろき。ほんとに仲良し夫婦だったんですね。 そしてそして、まーちゃん登場。この後どう絡んでくるのか(こ…

いだてん「新世界」

夢の中のような数ヶ月の旅のあと、現実に戻れば世の中が変わったように見える。終わりつつある青春。皆が知らない世界を見た自分が変わったのか。事実急速に変わるもの、そして変わらないもの。 ともあれ新しい空気に満ちた世界へと踏み出すそれぞれの姿に希…

朝まで「大人計画テレビ」

ゆるゆると面白かった。あの並びはやはり貴重ですね。大沢たかお氏の番組は当時衝撃を受けたのを思い出しました。 そんな中、少路くんの「こんなに大きいのか」と「しかなかった」に爆笑。何度も見ちゃう。皆さんも爆笑してるし。いいよね、少路。

水戸華之介 20x5=100 LIVE w.吉田一休

水戸ちゃんの100曲ライブを見に七面鳥へ。 今年もやってきた、皆勤賞でありながら永遠のチャレンジ枠、春の季語こと吉田一休との超リラックスライブです。 毎回のことですが、他の人には頼めないレアな曲、ふざけた曲、短い曲ばかり、まじめにやったら30分テ…