いだてん「恋の片道切符」

アントワープ五輪そのものを描かず、前後の人々の感情のみで表現する手法が効果的。
あのスウェーデンから長い時が経ち、日本も、スポーツも、四三さんや周りの人々も、彼らを取り巻く環境もあの頃からずいぶんと変わったのがよくわかる丁寧な演出。その長い年月を金メダルにかけてきた四三さんの無念。スヤさんの愛。時代は変わり、変わる人変わらない人。関わってきたみんなのそれぞれの想いが痛いほどわかるエモーショナルな回でした。