ウィーンモダン展

国立新美術館へウィーンモダン展を見に。
クリムト展を見たばかりなのでつい比べてしまいますが、こちらは予想を上回るボリューム。大満足です。
ウィーンの街の近代化の過程、人々の生活や娯楽のための箱が作られ、そこに入れこむ様々な形の芸術が新しく生み出される。美術、工芸、建築などなど、総合的な観点から様々な芸術を鑑賞できるのが素晴らしい。
素描やら、スモッグやらクリムト関連の見どころもクリムト展とはまた違っておもしろい。
わたし的にはラスト近くのエゴンシーレの作品群、特にひまわりに撃ち抜かれました。バックの漆喰のような白がいい。枯れたような痩せ細った茎の、それなのに感じる生命力。地面に敷かれた花。素晴らしい。
素描も良かった。女性たちの強さが美しさが溢れ出てる。
シーレの部屋を何度も何度もうろうろして、帰るのが名残惜しくてまた何度もうろうろして、最後にもう一回、ひまわり見て、美術館をあとにしました。ああ、いい美術展だった。

イメージ 1