太陽の塔

鉈切り丸を観に大阪に行って、唯一観光したのが太陽の塔です。念願の。太郎ファンとして、岡本太郎記念館、美術館は当然何度も行ってます。そして美術展があれば喜び勇んで見に行きます。著書も読んでます。しかし、太陽の塔だけは、行きたい行きたいと思いながら未見だったのです。
そんなわけで太陽の塔。近くで見たら涙が出るほど素晴らしかった。あの大きさ。あの力強さ。あの迫力。あれは、生で、近くで見ないとわからないね。何時間でも見ていられそうでした。真下から見上げると、塔の後ろから流れてくる雲のせいで、まるで塔が動いているかのような錯覚にとらわれ、生き物のようで、巨大ロボットのようで。この巨大な、ホントの姿もわからないほどに大きな存在の、神だか敵だかわからない生物に、仔羊のように救われようとも、虫けらみたいにつぶされようとも、なんかもうすべて受け入れてしまいたい、身を任せてしまいたい衝動に駆られました。ずっとずっと待ち焦がれていた大きな安心のような大きな不安のような。言葉も出ない程感動しました。
モノレールの窓から、駅から、歩道橋から、入場門から、広場のこっち側から、徐々に大きくなっていって、最後に塔の足元から見上げるあの迫力、あの感動は、実際に訪れて、間近で見てみなければわからないなーと強く強く思いました。最後は、また来るよーと何度も振り返りながら、往路の逆の過程で名残惜しんだのでした。
 
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全景
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下から見上げてみました                後ろ側。