いだてん「さらばシベリア鉄道」

四三さんのあけすけな日記をもとに、ほぼ密室での数日間を飽きさせること無しに描き切る。外国人に対する率直な感想やら、同胞日本人に対する辛辣な思いやら、濃い空間の濃い人間関係がおもしろい。
車内の彼らの想いも、差し込まれる嘉納先生や熊本の人々の想いも、期待と不安の中この先のオリムピックに向かっているということが、なんともワクワクします。
そしてそして、今回のハイライト。美濃部孝蔵くんが朝太の名前を貰って、居ても立っても居られず、街を走り回る躍動感に満ちた美しいシーン。こちらもまた、これから訪れるまだ見ぬ未来への期待に満ち溢れていて、ワクワクが止まらない。