大原美術館 & ひろしま美術館

旅の最中、2つの美術館に行きました。どちらも初めての来訪。
 
大原美術館・・ここの洋画コレクション、ものすごく期待してました。・・なのでちょっと拍子抜け、かな。いや、素晴らしかったんですが、ちょっと期待しすぎちゃって。でもこちらは、建物の素晴らしさと、その歴史も込みでの美術館ですよね。うん、建物、よかったです。そしてワタシ的に一番良かったのは、メインの西洋画群ではなく、棟方志功館。感動しましたー。青森に続いてこんなにまとめて見られるなんて。
 
ひろしま美術館・・それほど期待せずに入ったのですが、意外にも名作揃いでびっくり。それほど多くない展示数のほとんどが超有名どころの作品。ワタシの好きな時代が多かったというのもあるけど、ホント、嬉しい発見でした。円形の建物に4つの展示室。どの部屋も見どころ満載で、しかも客があまりいない(土曜なのに)ので、何度も何度も色んな部屋に入っては感動してました。マティスとか、ゴッホとか、ピカソとか、シャガールとか、素敵な作品が揃ってました。
ただ一つ。ホントに驚いたのですが、がらがらの中、たまーにやってくる人たちが軒並み大声でおしゃべりしてる!他の人を全く気にせず話し続けてる!部屋の端と端に離れていてもフツーに話してる!みーんなですよ。これ、こちらでは普通なんですかね?東京以外でも海外でも見たことない光景だったんでかなりのカルチャーショックを受けました。さらに今回の企画展がぐりとぐらだったためか、子供(幼児)連れが多く、その子供たちが走り回る、作品に触る、わめく、騒ぐ、歌う・・。大抵は興味なさそうで2-3分でいなくなる感じでしたが、中にはお母さん同志は話し込み、子供は走り回り・・状態の人達もいて、ここ、美術館だよね?と茫然・・。さすがにその人達は警備員さんに注意されてましたけど。(良く見ればバイト風の警備員さん1人が4部屋をぐるぐるしてました。)基本空いてて静かなんで、たまーにやってくる人達の大声が響いて響いて。全く気にしてない風だし。いやぁ驚いた。これせめて、常設展と企画展分けたらいいんじゃないかなーと思いましたが、郷に入れば郷に従えということで、こういうのもあるのだと納得しました。もしかしたら肩の力を抜いて芸術が接することができる素晴らしい環境といえるのかもしれないし、ね。
ともあれ、あの素晴らしい作品群、広島に行ったらぜひまた訪れたい!と思います。