ジゴロ・イン・ニューヨーク

ジョン・タートゥーロ監督主演作品「ジゴロ・イン・ニューヨーク」見てきました。以下、多少ネタバレあるかも。
タートゥーロといえば、ワタシの中ではコーエン兄弟の映画でのちょい間抜け男のイメージでしたが、今作での彼はかっこいい。見た目はアレだけどセクシーでモテる・・みたいな役なんだけど(劇中のアレンがミックジャガーを例に出して彼の良さを力説)、まさにそんな感じ。大人の男のかっこいい感じがよく出ています。
NY、ジャズ、小じゃれた空気感、男女の惚れたはれた、そして(主にウディ・アレンの)ボヤキ風マシンガントーク・・。あれ?これってウディ・アレンの映画だっけ?と思うほどにアレン的な作品。タートゥーロ監督はこんな小粋な感じなんですね。ちょっとびっくり。
とにかくキャストが自身のイメージ通りの役を楽しげに演じてるのが小気味良い。みんな憎めない。アレン然り、シャロンストーン然り、その彼女然り。久々に見たヴァネッサ・パラディがかなり歳相応な雰囲気に変化して、あらーーって感じ。ヅラを被ったところはまるで女装したウィレムデフォーのよう・・。なんて、ごめんなさい。好きなんですよ、ヴァネッサ。(そしてそれ以上にデフォーも大好き。)いや、この2人似てたんだなーなんてぼんやり考えてしまった・・。
ストーリーはシンプル。オシャレで見やすい。登場人物みんないい人で、後味がよい。あっさり短めなのもよいです。BARでお酒を飲みながら見たらいい気分になれるだろうなーなんて感じの映画でした。(せめてレイトショーで見たい)
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