11人もいる!最終話

11人もいる!」とうとう終わっちゃいました。
最終話、ものすごい怒涛の展開だったけど、最後まで見て、震災の年の、年末にふさわしいドラマだったなーと。被災地出身であるクドカンならではの、今すべきこと、できることが詰まったドラマだったなーと。察するに、あのラストを描きたいがためのこの設定だったのだなーと。ものすごくストレートなメッセージでした。(合唱隊の観客はほんとに素人っぽいですしね。)
これでいいのだと思います。うん、いい最終回だった。
そんな中でも、最後の家族写真にメグミが写ってるのと、ダイナミック一家がTVの中の真田家を見て笑う終わり方がなんかほっとしたというか。いろんな意味で。(あの終わり方はちょっとマンハッタンのラストを彷彿とさせるような・・。)
これまで出演した人達が総登場するのもラストらしくていいですね。冒頭の尾女田先生の「笑顔に自信があるから」から舘ヒロシまで、笑いました。一男が大学デビューしたり五月病になったり、をサイゴのナレーションで説明するのもおもしろかったです。(ポニー復活で2丁目ゲイ大!でまさかの緋田ママ再登場も嬉しかった。)サイゴがおっぱい触ったことですっかり大人ぶってるのもかわいかった。総じて真田家の子供達、みんなかわいらしかったです。
ダイナミック一家と真田家が合唱してるシーンで、カヲルさんが先日の実家紅白で話していた、そのシーンで撮影終了だった真田家の子供たちが、みんな号泣したのに対し、ダイナミック一家は誰一人泣かなかったというエピソードを思い出しちゃいました。
ドラマ全体を通じて、なんだかとっても癒されました。ちょっとでも悲しい要素が残らなくてよかった。まさに今見たい力強く優しいドラマだったと思いました。今後、クドカンがどういうドラマを書いていくのだろうと、そこにすごく興味が残るのだけど。