名セリフ

宮藤官九郎脚本のドラマ「タイガー&ドラゴン」に出てくるセリフで、忘れられない衝撃的なものがありまして。
どん兵衛が息子竜二のクサッた言動にキレて言う「孤独な男の末路はな、孤独死だぞ」というセリフ。これ、初めて聞いたときその衝撃に目が覚める思いでした。ものすごい直球でしかも真理。やっぱりクドカン、侮るなかれと。劇中の竜二同様、ワタシ自身にもこの言葉がダイレクトにずきゅーんと突き刺さり、我が身を振り返り改めようと思ったくらいに・・。
ひがみねたみ、いじけてクサッて自分だけでなく他の人をも傷つける輩に相対した大人は、率先してこれ言ってくべきだね、いや、ホント。たまーに彼の書く何気ないセリフがどーんと響くことがあるのだけど、なかでもこれはホントすげぇーと思わず怯みました・・。
で、なんで突然こんなことを思い出したかというと、実は昨日感想を書いた映画「ゼアウィルビーブラッド」の主人公ダニエルがまさにそんな感じの男だったんで。映画見ながら、彼が自ら人を遠ざけるような言動をするたびに彼に向かって、心の中で何度もこのセリフを吐いてしまいました・・(しかしこの映画では、ラストシーンで、その生き方すらもアリなのかなーと思えてしまうのですが・・)。久々にタイドラDVDでも見ようかなー。