さーて、昨日のIZOさんは・・

IZO」は観たその日より次の日の方がより効いてきませんか?切なさが増しませんか?(と、誰かに問いかけてみました。)・・じわじわ効いてきます、ワタシの場合。初見のときもそうだったけど、なんか終わってすぐはぼーっとしちゃって、次の日になってもアタマから離れずにじわーーーっときちゃうんです。今日も、「昨日の以蔵さん」が沁みました。気付いたらいぞーさーーーんと遠い目をしている自分がいる@職場。やばいです。末期症状です。あー、もう昨日のフルコースIZOとDVDの可能性濃厚で満足していたはずなのに、ワタシ的にあと1回しか以蔵さんを観れないのが淋しくてしょうがない・・。
以下、昨日の以蔵さんの素敵ポイント(ネタバレ)。

昨日はカメラがあるためか(そんなことない?)、いわゆる「泣かせるポイント」がとっても丁寧で、まんまと思惑通りに泣かされてしまった。みっちゃんが以蔵さんに侍を辞めるように懇願するところとか、三々九度のところとか。最後の「のぅ、お天道さま、頼むき・・」のくだりとか。
ワタシ的に一番の切ないポイントは、武市先生がまた尊皇攘夷の時代が来るって言ったからここで待ってるっていうところ(井上に「天誅」するところ)。これがホントに主人に忠実なイヌのようで憐れで泣けるんです。そしてござをまとってよろよろと京を逃げ惑う姿が切なすぎる。そして似合いすぎる。こんなにござの似合うヒトが他にいるかーっていうくらい(褒め言葉)。吉虎から逃げるように帰るところも切ないですね。そして最後、後ろ手に縛られて、天は動くと容堂に力説するところ。切ない。そしてかっこいい。こんなに後ろ手捕縛が似合うヒトが他にいるかー・・・と。
あと、見せ場がいつも以上にかっこよかったです。戸田を斬るところ(これは毎回どきーんとするくらい印象的なシーンなのだけど)でのセリフ、「天誅言うがじゃ」がたまらないです。ここから以蔵さんはぎらぎらになっていくのですよ。そして一幕ラストの石部宿の大立ち回り。あのどんどこいう太鼓の音と、鬼気迫る「わしに斬らせぇ」と、ぐるぐるまわる舞台が大迫力。月が輝く静かな青白い光が幻想的なのもステキ。昨日は更に返り血を顔に浴びた以蔵さんの狂気に満ちた表情が絶品でした。