ゴッホ展 @上野の森美術館

ゴッホ展見てきました。金曜夜間だからか意外にもそれほど混んでおらず、何度もウロウロしつつ、好きな作品を満喫。何年か前に国立新美術館で「こうして私はゴッホになった」というゴッホ展があったけれど、それに近いコンセプトの展示。

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ハーグ派、印象派の画家の作品と、それに影響を受けて変化するゴッホ作品の展示。暗い画風から色鮮やかで激しい筆致になる。パリ、アルルの後、サンレミ以降の強烈な作品群。特に「サンレミ療養院の庭」の狂おしいほど美しく激しい色の洪水に圧倒される。思わず息を飲む。ああ、描きたてのゴッホの絵は神々しいほどの美しさだったのだろうなと思わず溜息。

他にも、黄色が印象的な「麦畑」「夕暮れの松の木」。自画像もよかった。もちろん糸杉も。

全体的にボリュームは少な目ですが、ひとつひとつの見応えがすごい。ところどころに差し込まれるゴッホの手紙もじーんとくる。総じて満足。ゴッホはやはり見る者の心を動かすエネルギーの塊だ。

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