大江戸りびんぐでっど in したコメ

したまちコメディ映画祭。浅草公会堂にて「大江戸りびんぐでっど」見てきました。いとうせいこう宮藤官九郎中村七之助片岡亀蔵によるトークセッションつき。
この演目、大好きです。現代の歌舞伎とはまさにこういうものだ、と(シロウトのワタシは)思います。大御所もみんなみんなノリノリなのが素晴らしい。プロたちの徹底したサービス精神、エンタメスピリットとエネルギーを感じます。
そして今回の会場。多少音がディレイしてたり、音質に難はあるものの、昭和感たっぷりの公会堂で老いも若きも爆笑しながら見るってのもなかなかオツな感じでした。
で、上演後のトークショー。せいこう氏司会で和やかな雰囲気。
七之助さんいわく、稽古がとにかく楽しかった。先を行った作品だった。勘三郎さんも喜んでた、ずっと機嫌が良かった。
クドカンいわく、歌舞伎座上演時、ゾンビ徘徊のシーンで客席のご老人たちがゾンビのように重い足取りで退席していったのがずっと心に残っている。終わってから数ヶ月の記憶がない。
初めての歌舞伎演出で慣れないこともあり、代役の役者と知らず散々演出してしまったとか。でも皆さんなんでも受け入れてくれるのは歌舞伎役者ならではで、序幕のイルカとコモドオオトカゲから出ている顔はなんなんだ?という疑問とか持たれなかったとか。
亀蔵さんはゾンビ大好き。ゾンビ演出するべく稽古初日までに台本はすっかり覚えたと。
浅草観光会長とせいこう氏は、あのハチャメチャを最終的にああやって美しく収めたクドカンの力業に言及。そしてゾンビでもいいから勘三郎さんが戻ってこないかなーと。
最後は皆さん意見一致で、りびんぐでっど2を、と。ゾンビものは2がテッパンですからね。
トークセッションも本編もおもしろかったです。
クドカン、いつものラフ過ぎる格好。ビーサンでした。

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手作り感満載