本「イノなき」

今回の旅で何冊か持って行った本の中で、「イノなき」大正解でした。
ライブDVDの中でイノハラさんが「生まれてみるもんだね」と言ってたのを聞いてちょっと彼に対して興味を駆り立てられてたんです。「!?…この人水戸チルドレン??」って。
で、先日本屋さんで見かけたあの分厚い本。飛行機の中の時間潰しにちょうどいいだろー程度の軽い気持ちで購入。機内で早速読み始めたところ止まらなくなり一気に読破。とにかく驚いたし、なんか安心して幸せな気持ちになったよ。
勝手に偉そうなこと言っちゃうと、アイドルに限らず表現することを生業とする人は未熟な人間を良い方向へ導いていく義務というか使命が少なからずあるのではないかと思っていまして。理想だけど。荷が重いでしょうが選ばれた人達ですからね。だってきっとどんなにエライ人達よりもはるかに影響与えられることだってある訳で。社会に対しての責任とゆーかね。世の中にはもっと素晴らしいこといっぱいあるんだって、必死に生きるのってカッコ悪いことじゃないんだって、みんなが安心して生きていけるようそーゆー人達が啓蒙することが大事だなーって。理想ですけど。難しいですけど。普通できないでしょうけど。…と思ってたら果敢にもチャレンジし続けてる人がいた。自分の役割をきっちりわきまえて実践してる。しかもなんてわかりやすくて建設的で愛すべき人じゃないですか!すごく感激し、同時に尊敬してしまいました。こーゆースピリットの持ち主がアイドルとして現役でいるってことが素敵だなって、捨てたもんじゃないなってちょっと嬉しくなりました。
こーゆー素敵な大人が楽しく生きている姿を世の中に見せていくことで、それこそ彼が繰り返す明るい未来に繋がるんだろーね。強く楽しい頼もしいおにいさんですね。
そこかしこ水戸ちゃんスピリッツとダブり、読みながらキミも水戸チルドレンか?水戸ちゃんに影響受けまくった青春時代を送ったのかい?と何度も思ってしまった。いや、違うんでしょうね。きっと小さい頃から愛情いっぱいに育てられて、人のことも自分のことも大切に思えるこんな素敵な大人になったんでしょうね。でもワタシは思わず水戸ちゃんに「こんなところに、こんな日の当たるところにもいましたよー」と心の中で呼び掛けてしまいました。

もちろん本の内容もとてもオモシロかったです。時々一人ニヤニヤしてしまうのをごまかすのが大変でした