ビニールの城 8/8ソワレ

「ビニールの城」本日ソワレ観劇しました。以下、ネタバレあるかも。
事前情報をできる限り入れないようにして、本日初見。
濃密で猥雑な世界に幻想のように儚く美しいモノが散りばめられた刺激的な舞台でした。終始貫かれるナンセンスな笑いがあの世界になんとも言えずにマッチしてたまらない。
そして剛くん。単に繊細でイノセントなだけでなく、時に見せる激しい感情を隠せないような、複雑な人物像が良かった。水槽の上でのモノローグは、血は立ったまま…の首吊り死体に話しかけるシーンを思い出し、鳥肌が立ちました。
あの、全てが解き放たれる感じ…。
しかも今作は、明らかにこれまでの剛くんが演じてきた役とは違う、森田剛の新境地とも思える芝居でした。夕一とのやりとりとか、すごく良かった。今後の方向というか、ここから続く道がどーんと広がっているような、そんな感じも受けました。

実は今日の席はどきどきの最前列だったので、2時間強、瞬きしない勢いでガン見、役者さんたちの表情を堪能しました。水も飛んできましたが…。
宮沢りえさんの美しさ、江口のりこさんの存在感、言いたいことはいっぱいあるんですが、全体の感想はまた次観た後にでも。

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パンフレットはビニ本!粋ですね。