ヘイル・シーザー

コーエン兄弟の最新作「ヘイル・シーザー」見てきました。(以下、ネタバレあるかも)
んんーーー。つまらなくはないです。要所要所で笑い声がもれたりもします。
ただちょっとせっかくの豪華キャストが(しかもコーエン兄弟作品常連のキャスト達が)なんだかもったいない感じには思える。いいキャストなんでかなり期待しちゃってたんでそこがちょっと消化不良。ホビーのキャラはいい味出してました。
この映画、いまのところあまり良い評価ではないみたい。
とりあえず、事前の宣伝やフライヤーで、まるでジョージクルーニーが主演かのような扱いだったのがうまくないのでは?
実際にはジョッシュブローリン主演です。クレジットも。
ちゃんとジョッシュ主演だと思って見れば、映画が夢の世界だった時代に裏側でなんやかんやに手を焼いていた男の映画愛に溢れたストーリーだと理解できるのだけど、最初はジョージ主演だと思って見てたんで、序盤はなんだか散漫に感じたし、ベアードにこの後まだなにか展開があるのかと思ってちょっと肩すかしの感じがしちゃったんで。
でもワタシは嫌いではないです。ハリウッド黄金期の映画製作者たちに敬意を表した、コーエン兄弟なりの映画愛にたっぷり溢れた作品だと思います。それを短くまとめたところも好感持てました。