ジャンゴ 繋がれざる者

レイトショーで見てきました。以下、ネタバレ。
おーもーしーろーいーーーー。最っ高です。痛快です。こういうの観たかったー。前作イングロリアスバスターズも面白かったけど、改めてタランティーノのセンス最高!と思いました。もうオープニングから、最後の最後までかっっっこいい。あまりのかっこよさに何度も客席でもだえました。シビれます。
約3Hと長い。なのにストーリーに無駄がない。主人公ジャンゴがドクと出会い、奴隷からバウンティハンター、そして妻奪還、失敗、更には怒涛のラストと、どのシーンも見せ場の連続、それぞれのエピソードが効果的でどのシーンも必要不可欠と思わせるほどかっこいい。タラ作品にしては珍しく、執拗な流血や暴力的シーン、エロもグロも少ない(後半一気にやってきますが)、そして時間経過とともに進むストーリーがひじょーにわかりやすい。(ジャンゴが成長して目的を達成しつつある姿を章に分けて見せる・・っていうのはちょっとキルビルを思い出させましたが・・。)セリフもいちいちかっこよかった。
役者陣がまた素晴らしい。特にシュルツ。いいですねー。アカデミー助演男優賞、納得です。しかもいいキャラなんです。すっかりドクが大好きになってしまって、死なないでーーと思ってしまった。戻ってきたジャンゴがドクの髪をなでるシーンはうるっときました。アウフヴィターゼン・・・
主役ジャンゴはとにかくかっこよかった。もう何をやっても劇画チックでキマってる。ドクとジャンゴの関係性がいい。いつの間にか師匠を追い越しドクをも超えるハッタリぶりを見せるジャンゴがたのもしかったです。
ティーブンも最高でした。さすがサミュエル、タラ作品ではハズレなくハマってます。この人にも助演男優賞あげたいほどの素晴らしい芝居。あの、白人のご主人様の腰巾着みたいなおもしろ爺さんキャラが実は一番の悪人ってのが、さすがだなーと。
後半、捕まって、鉱山に連れて行かれる失意のジャンゴが一転、白人ども(タラ)に賞金稼ぎを持ちかけるたくましさを見せた段階で、ワタシ的にもう気分は高揚してたのに(最初の幸運の手配書の使い方がいいですよね)、更にダイナマイトでそう来たかと、もうテンション最高潮。痛快すぎるーっ。
で、怒涛のラストですよ。かっこいー!もー最後はヒルダとともにこっそり拍手を送りました。いやいやいや、おもしろかった。キマリ過ぎのかっこいいシーンの連続にシビレまくりました。
久々もう1度見ようと思わせる大満足の作品でした。(この映画は映画館で見てこそだと思うし。)