平清盛(13)

おもしろかったです。要所要所で見ごたえあり、でした。
朝議で鳥羽法皇、藤原摂関家、家成、信西が揃ったところ、取り繕う風でもないそれぞれの思惑とか苛立ちが面白い。まさに役者が揃ったという感じ。
鳥羽法皇が直々に清盛親子のもとへ行って、「朕を射よ」のくだりは、ありえねーと引き気味に見てましたが、鳥羽法皇の迫真の芝居でものすごーくアリになりました。すげー。圧巻です。白河院の血を引く清盛が自分自身の力でその呪縛から逃れるように、彼に射られることによって鳥羽法皇も白河の呪縛から開放された、つまり清盛に賭けたと、託したということなのだろうなーと。感動しましたよー。鳥羽院(三上さん)の力量に圧倒されました。フィクションもこういう風に挿入されると生きてきますねー。
そのほかでは、時子。緊迫、または殺伐とした空気の中の癒しですね。ちょっとたくましい感じもするし。深きょんならではの和みキャラです。清盛も時子の奔放というか遠慮のない感情表現に引っ張られて、頼れるオトコ(大人)になりつつある気がします。
あと、父忠盛と清盛のすごろくしながらの対話。父の想い、わかりあえた感じがよかったです。
そして忠正・・。いいヒトなんだよなー。なんか今後を思うと切なくなってきますが。
というわけでワタシ的には大満足の13話でした。(次回予告に時忠!)