「金閣寺」観劇・2回目

初日以来、約1週間ぶり2度目の「金閣寺」観劇。(以下ネタバレあり)
 
初日と比べて若干の演出変更があったような。
溝口が父に連れられて初めて金閣寺を訪れた時、出されたお菓子をズボンの上にぱらぱらこぼしてしまって、必死に手で払ってるという小説同様のシーンを映像で流してたところが、今日はそっくりなかった・・と思う。鶴川とのシーンでも前と違ってたように感じたところがあったのだけど、自信ない。気のせいかしら・・。
出演者のみなさんもかなり小慣れてきたというか、遊びの部分もあって、いい雰囲気。特に、溝口と鶴川の楽しかった夏の描写、若者らしく無邪気で屈託のない様子がより強調された感じになってました。なので、後半(その楽しかった季節が終わった後)との変化が、コントラストが、よりはっきりと伝わってきました。
前回聞き取りにくかった台詞とかも全部ちゃんとわかりやすくなってましたね。(柏木はそのキャラをかなり誇張してきたように思えたのだけど。)
ワタシ自身も前回、初日の言いようのない緊張感に圧倒されてたので、今回はちょっと余裕を持って見れたというか。(席も今日の方が断然よかったんで。)
で、2回目見てこう思いました。
演者は軒並み役に合ってて素晴らしい。演出も、(演出家ご自身の特質をうまく生かしていて)悪くはない・・と。しかしワタシ的には脚本がいただけない・・かなー・・。(その詳細はまた)