レピッシュライブ参戦in名古屋、大阪

まだまだ余韻に浸っていたいけれどそろそろ書かないと忘れてしまいそうなんで。やっと書きます。きっと長くなります。レピッシュライブ名古屋、大阪編。東京が初参戦の方、以下ネタバレありますので要注意。

今回、もうワタシは東京を出る時から緊張とどきどきわくわくでちょっとおかしくなりそうなテンションでした。しかもある種の覚悟を持って臨みました。なんかもうこれで終わり的な感じになるのでは・・と勝手に思い込んでたんで。
初日、名古屋。オープニングを待つ会場にはレピッシュの新旧色々の曲のイントロを何小節かずつ繋げたSEが途切れることなく流れていて、みんなのりのりで始まるまでの1時間弱が結構あっという間。否が応にもテンション上がるっつーの。ワタシはステージ前(tatsu側)を陣取っていたのだけどもっと身動きできないほどぎゅうぎゅう詰めになるかと思いきや意外にも余裕あり。
開演5分押しくらいでSEが止まり、「KARAKURI」が・・。we are LA-PPISCH!!に一気に全身鳥肌。メンバーが登場すると勝手に涙が出ました。
「美代ちゃんのハッパ」「COMPLEX」「ガンジー」と怒涛のオープニング。もうすべてを忘れて壊れました。このくらいまでしか順番覚えてません。2日連続で見たのに。
「MAD GIRLS」「Good Dog」「LAULA」「タンポポ」「水溶性」とかちょっとこれやるの??的な曲と定番の「blue case」「アニマルビート」「CONTROL」「LOVE SONGS」「カラダ」「KUMAMOTO」「パヤパヤ(これがラスト曲だ)」など選曲の妙。懐かしくも自然に体が動きます。そんな中、なんと言ってもこれだからレピッシュだと思ったのが「おやすみ」「パーティ」「ハーメルン」「イージンサン」辺りの切なくもおかしい、美しくも奇妙な世界。まさにハーメルンのPVのようなというか。レピッシュは本当にこういう世界が良く似合う。彼らが20年間も唯一無二のバンドであるのはこのバランス感覚にあるのではないかなー。特にワタシ的に「おやすみ」は一番思い入れのある曲なので今回聴く事ができて嬉しかった。涙がでました。初めてLiveでおやすみを聴いたとき、もっと重ーい歌かと思ってたのにmagumiが飄々と(ときにコミカルに)歌うさまを見てこの人スゴいパフォーマーだーと思ったのを思い出した。だってより一層歌の切なさが伝わってきたんだもん。ワタシはその時から今でもずっと上田現の複雑な想いを表現できるのはmagumiしかいないと思ってるんで。ほんと。
それにしてもこれぞレピッシュ。こんなにカッコよくて楽しくて。4年のブランクはステージ上のみなさんにもこっち側のみなさんにも感じられず、ほんとにほんとに楽しくて幸せな空間。でした。レピッシュレピッシュだった。姿の見えない不安から要らない心配を勝手にしてただけだったとほんと安心してその日ワタシは「シアワセだー」と繰り返しながら眠りについたのでした(怪しくない??)。
なので翌日の大阪はちょっと余裕。恭一側前方に。そして押し押され。それもまた醍醐味。セットリストは名古屋とほぼ一緒だったと思う。1回目のアンコールの「F5」は名古屋にはなかったけど、じゃあ何を大阪でやってないかはわからんなー。そしてラストの「パヤパヤ」ではスカパラ登場に場内騒然。マグミちょっと嫉妬(名古屋でもホーンの方達入ったけど知らない人でした。会場も反応薄)。
MCでマグミはひたすら楽しいと言い続け、名古屋では自虐ネタ多かったけど、大阪では超かみかみのマジボケ連発でおもしろかった。恭一の紹介で「最強のギタリスト」を「最小のギタリスト」とあり得ない間違い。ほんとならじーんと感動するところだったのに会場爆笑、恭一苦笑。あと、tatsuのことを「タイが・・・」と話し出して「あ、タイじゃねぇ、タツだ」と普通に訂正してましたがタイ?鯛??って感じで結局タツが何をした話だったのか覚えてません。なに?その間違え方。さすがマグミ。自称KY。
そんなこんなで楽しかった。なんか特別なことじゃなくて普通のライブだよって感じでよかった。マグミは未来のことは何も決まってないと言っていたけれど、今回すごく自然に、ずっと続いてたかのようにそこにいる彼らを見て逆になんだか安心しきっちゃったよ。この人たち何年放っておいてもまた戻って来てくれるような気がしてさ。とはいえ、同じ空間で同じ曲を奏でる彼らを見て、こうやって一緒のステージで演奏しているのが彼らの自然な姿のような気がしたのも本音。
AX楽しみです。でもそれが終わったらしばらくまた見られないのだろーね。・・なんてことは終わってから考えよう。今はひたすらわくわくしてよう。