「パルーカヴィル」っていい映画なのに・・

昨日夜中に久々に見て改めていいなーと思ったんですけど。なんかゆるーい感じでお酒がすすむんです。ワタシ的にこの映画は「自分がダメ人間だと落ち込んだときに見たい映画ナンバー1」。(ちなみに次点は「サイドウェイ」。これはワインがすすみますな。)
「パルーカヴィル」は見終わったときになんだかほっとするというか、どーにかなるもんだねって、余計な力を抜いてちょっとだけ前向きになれる気がするのです。だらーんとなんとなーく希望の光みたいなもんが見える気がするっつーか。
ダメーな大人の男3人のダメーな話なんですが、それぞれの切なさとか寂しさとか焦燥感とか、どーしよーもない世界から抜け出せ切れないであがいている姿とか、すごくいとおしく感じるんです。ダメな自分の現状に諦めすら感じつつ、悪人にも成りきれず、それでも虚勢を張って小さな世界を生きているところが。主役のヴィンセントギャロ、ほんとハマってて彼だからこその映画だなーと。彼がLovin' youを口ずさむシーンは絶品。母性本能をくすぐられます。ラストのばたばたっとしたどんでん返しもなんかほわーっと笑えます。あー、明日も生きていこうとか薄ーく心に思うわけですよ。
なのに。この映画、DVD化されてないのですよ。VHSをHDDに録って見てますが、欲しいよー、DVD。
そして。この映画見たことある人、ホント少ない。さらにこの映画おもしろいって言ってる人、出会ったことがない・・。某板のmy映画的なところでもこの映画をお気に入りにしている人は皆無・・。
ということは、つまりはそーゆーことなのか?一般的にはおもしろくない映画なのか??ワタシ的には自分の中の大好き映画best30くらいには入るのになー。そーゆー現実を見せつけられるにつけ、自分が世の中の標準的な感覚とずれているんだなーとどーんと落ち込みますが・・。で、落ち込んだときに見る映画といえば・・・・・∞