「ウォークザライン」のホアキン

ジョニーキャッシュの伝記映画。またわうわう。内容はともかくホアキンフェニックスにつられて観る。好きなんだよね。あーゆークセのある顔。そしてどことなく影があるところ。なんだかとってもネガティブなオーラを発しているような気がするところ。
彼については、ガスヴァンサント監督の秀作「誘う女」のお育ちの悪い高校生役以来そんなイメージなんですけど。「誘う女」は原作・映画ともに秀逸で、ニコールキッドマンも役にぴーったりはまってて最高の映画。ストーリーがいいよね。あの映画でヴァンサント好きになったよ。
あの頃から比べるとホアキンはすごく大人に(ってゆーかおっさんに?やや貫禄あり)なったな。でもやはりそーゆーテイストは健在。この映画でも順風満帆の部分より、どんどん堕ちてダメな人になっている部分の方がいい味が出てる。っつーか似合ってる。
考えてみればワタシが好きだと思う役者はこのタイプが多いな。自堕落、退廃的、刹那的、しかもどこかインチキくさい。イジけたり八つ当たりしたりネガティブな言動しそうな。どーしようもないダメ人間の役が似合う人。そして救いのないそんなダメ人間なのになぜかほっとけない感じの・・。
彼以外にも、ヴィンセントギャロ然り、スティーブブシェーミ然り、ティムロス然り。そして森田剛然りと。
あと、この映画では意外なことにリースウィザースプーンが健闘しててびっくり。なんかラブコメとかでのキーキーうるさいイメージしかなかったんで。