赤坂大歌舞伎「夢幻恋双紙~赤目の転生~」

赤坂大歌舞伎 赤目の転生、観てきました。以下ネタバレあり。

蓬莱竜太氏作、演出です。ほぼ前情報なしで観たので、展開が斬新で面白かった。日本人なら誰でもわかるキャラ設定でのあの複雑な展開。素晴らしいアイデア
そういうことか、と気づくたびに鳥肌立ちまくり。
大切なひとを幸せにするために何度も何度も人生を繰り返す。抗えぬ運命に弄ばれつつも、情愛と憎悪とひとときの安らぎと、哀しみと苦しみを、繰り返す。
最後、源之助になったところで、いろんなことが腑に落ちて、ぞわーーっときました。ここからラストまで、最初と同じシーンのはずなのに勘九郎源之助の達観というか諦観というか、なんとも言えない哀愁に、そして慈愛に、ビリビリと心が震えました。
いつも蓬莱氏の作品には感心させられます。素晴らしい舞台でした。

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