ちかえもん

毎週楽しみにしていた「ちかえもん」、とうとう終わってしまいました。
最後まで泣いて笑っての痛快娯楽時代劇。楽しかったー。
どの人物もキャラが立ってて、愛おしかった。役者が役に合っててそれぞれに感情移入できました。
ちかえもんの器の小さい感じ、それなのになんともかいらしい。最高でした。義太夫さん、吹き替えなし!素晴らしかった。平野屋さん、悪い顔して良い人かと思ったら悪い人でやっぱり良い人。最終回の番頭さんとの猿芝居がおもしろかった。黒田屋さん、正しい悪者でした。お母はん、凛とした美しさ。お玉、貫禄すら。お袖、すごくかわいい。お初、セリフの言い回しはアレだけど雰囲気があって妖しさと影のある感じがよかったー。万吉っつあん、無邪気な感じがあざといというか鼻につくなーとちょっと思ってましたが、最終回の正体で超納得。そうでしたか。そういうことでっか。すばらしい。泣けてくるほどに。(ワタシ、勝手に万吉っつあんこそが例の赤穂浪士の生き残りなのかと思ってたんで。最後までその正体に気付きませんでした。)
最後の最後、ちかえもん唄「我が良き友よ」にのせた万吉の姿に涙涙。このシーンがやりたいがための毎週のちかえもん唄だったのかなーと。あのラスト、最高ですね。切ない中に希望も感じつつ・・。
いいドラマでした。