リスクの神様 1話

これから始まる物語のプロローグといった感じでした。
前半、淡々と合理的に冷徹に事を納める主人公にあまり感情移入できず、更にはかおりの私的な部分のベタなエピソードにもちょっと鼻白んだり、このまま地味に痛快さのかけらもなく終わるのかと思いましたが、謝罪会見後のラスト10分で一気に転換しました。見事に。そう来たかと。しかも剛くん演じる結城君がネタばらし的に再登場するのが最高じゃないですか。食えない感じ満載で。結城君、最初の場面であぁいう理系の検証とかできる技術者の役どころなのかと思ってたんで、本来の結城君の再登場に(かおりと一緒に)そういうことかーと気付かされ、にやにやしちゃいました。検証の場面でなんで名前が出ないのかなーと思ってたらそういうことでした。
西行寺も冷酷で職務に忠実なだけの男かと思っていたら、あの何ともつかみどころのない感じ。室長以下、危機管理室はクセモノ揃いで今後の活躍が期待できそうです。あのチームの面子を見て、なるほど剛くん起用も納得!となりました。そしてさらに上層の人達のどす黒い人間関係の展開も見応えありそう。
 前半の色々と厳しい部分も、あの最後の10分の種明かしでなるほど、おもしろい!と思えるんだけど、そこまで行き着かずに脱落しちゃう人が結構いそう。ちょっともったいないなーとも思うけど、視聴者に媚びてない感じも好感持てます。
さて。プロローグを終えてかおりも加わって危機管理室が改めて始動、ここからぐーんとおもしろくなりそう。