ブエノスアイレス午前零時 12/6マチネ

2回目の「ブエノスアイレス午前零時」へ。(以下、ネタバレあるかも)
 
開幕2日目に見た前回は剛くんの声が出にくそうな気がしたのですが今回はばっちり。あのヒトの役者としての魅力のひとつはその発声にあると思うので、万全な状態だと、よりその想いが響きます。
初見では、原作からの膨らませ具合の素晴らしさに感心しきりで、詳細まで気が付きませんでしたが、今回は2つの世界への行き来の妙、役者たちの演じ分けやら、劇場の特性を生かした舞台装置だの諸々に、あーなるほどーと感心。やはりちょっと冗長に感じるところもあるのだけど、最終的にあの、静かで美しいラストにもっていかれてしまうというか。「俺は笑うよ」からの、あのロマンチックな情景・・。終わってからもあの美しいシーンに想いを馳せ、余韻に浸り、時空をさ迷い続けてしまうような・・。ニコラスを一生想い、彼のために生きるマリアは、それはそれで幸せなのかもしれない。彼女はニコラスに救われたのだなーと・・。
そして今日も。千葉さん、やっぱりかっこいい。いい役だなー。