祈りと怪物 2/2マチネ

「祈りと怪物」2/2マチネを。ワタシ的にラスト。席は魔の1階A列(XB・XCと段差なし)・・。今回、2階最後列かその前、そして1階A列x2回という超極端な席ばかり。2階から見たときは照明がキレイだったけど、通路の芝居は声しか聞こえず・・・。A列は一段高いステージ(屋敷内とか)は見えるけど、下は見えず・・。1度くらい真ん中あたりから見たかったものだ・・。今更ですが。で、感想。(以下、ネタバレあるかも)
 
またしても色々と演出が変わってましたね。楽しいところと陰鬱なところがメリハリ効いてて、ずっとよくなってました。笑い声もたくさん聴こえてきました。(あとパキオテの玉乗りの玉がカラフルになってました。前はバランスボールみたいだったはず。)
 
さて。全体としてはワタシはケラverの方が好みかな。ケラverの世界観の方が、ファンタジー色が強くて、異世界のおとぎ話を見ているような、絵本を見ているようなわくわくする感じが味わえました。ケラverのデジタルっぽいステージと素朴なパスカルズの演出がよかったです。敢えて登場人物を並列にしているのも、妙に全体を客観的に見れて、絵本っぽい感じでした。
蜷川verの方は、その内の何人かの人物像を掘り下げている印象で、演劇を見てる感はこっちの方があって、全体としてもクラッシックというか、正当派で、わかりやすくてよかったです。セットがシンプルな分、転換も早くて、集中が途切れず、時間を忘れて見れました。ラップの上手じゃない感じも、まるでウィルヴィルの町の人が集まってるようで、それはそれでいい味でした。何度も見たいのは蜷川verかな。
トビーアスに関しては、ワタシ的に、剛くんにはイノセントな感じのキャラクターよりももうちょっとダークな感じを求めているので、前半よりもパブロの復讐を決意する辺りからがわくわくしました。(ちなみに最初の頃は暗転してはけていく時でも足を引きずっていた剛くんですが、いつからかすっと移動するようになってました。なぜだ?)
 
っつーことで。
そういえばこの日はクドカンが観劇してました。ちょっとときめき!ました。
 
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早速入ってた鉈切り丸のチラシ。そして、2幕終わりで降ってきたちょうちょ。