祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~KERA ver.

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~ KERAバージョン、22日のソワレ、見てきました。以下、ネタバレあるかも。
 
18:30始まりで終了は22:40(だったかな・・)。その長さに、見る前からちょっと恐々としていたのですが、意外にも集中途切れず。結構さっくり見れました。たくさんの登場人物が、キャラ被りせず、しかもそれぞれのエピソードが、それぞれのキャラに直結してるので、ヒジョーにわかりやすく、見ていて混乱することなく、あっという間にそれぞれの世界に入り込める感じ。ギリシャ悲劇の要素あり、おとぎ話要素あり。一見重い感じですが、割とあっさり目で、肩の力を抜いて楽しめました。
KERAバージョンではドンガラスと3人の娘を中心に描かれている感じですが、蜷川バージョンはもちょっと周りの人の心情に迫ってくれるとうれしいなと。トビーアスは、剛くんにイメージにぴったりですが、ぴったりすぎて既視感があるというか、もうちょっと違う感じの、狂気を匂わせるような演出になったらいいなーなんて思ったりして。
ちなみにケラver、ワタシ的には公園くん演じるパブロがよかったです。前半は結構活躍でしたね。ナルシさんも期待してたんだけど、役的にあまりおいしくない・・気が。パキオテの大倉さんは期待通り。そしてパスカルズが非常にいい味出してました。彼らの存在が、あの実はおどろおどろしくもあるストーリーをおとぎ話的に、ちょっと異世界のものにする感じで。石川氏、いいですよね。
というわけで、次は蜷川バージョン。楽しみです。