美術のゲノム 六の巻

wowowで放送の「美術のゲノム 六の巻」を見る。このシリーズ、好きで1回目から欠かさず見てるんです。
今回は戦国時代、淀が着ていたと言われる小袖のデジタル復元。
気の遠くなるような作業の末、復元された着物が登場するのですが、それがまたなんとも豪華絢爛。現存する着物からは想像もできないようなきらびやかさ。細部にまで緻密なデザインが施された贅沢な代物です。
しかも今回は、デジタル復元といいながら、熟練の職人の手を借り、本物と同様の工程を踏んだ作品が完成。染色部分だけはプリントしてましたが。(このプリント技術がまた見事!)とにかく膨大な時間とお金がかかって再現されたすばらしい芸術品。贅沢です。
この番組、もっと頻繁に見たーいと思っていましたが、この作業量じゃ、今くらいのペースじゃないと無理ですね。なんだか納得。
で、小袖ですが。紋様から読み取れる諸々の推測や可能性のもと、江が娘のために作らせたものでは・・ということで締めくくられてました。ろまんですなー・・。ところであの見事な復元小袖、どうするんだろう・・。(一瞬、番組最後でプレゼントかと思ったけど、さすがにそれはナイね。)