パイレーツ・ロック

wowowで放送の「パイレーツ・ロック」。予備知識はまったくナシだったのですがキャストがいい感じだったので見てみました。
60年代のイギリス。ラジオでのロックに放送規制があった頃、海上の船から24時間ロックを流し続けた海賊ラジオ局の話。
閉鎖された船の中なので、基本限られた人達しか登場しないのだけれども、そのラジオのDJたちのそれぞれのキャラクターがとっても魅力的。(一般的に見ると結構イヤな感じの人だったりするのだけど)見ているうちにどの人もなぜか愛おしく感じられてしまうからフシギ。そしてそれぞれに芽生える仲間意識というか、(暑苦しくない)友情が羨ましくもあったり。自由な生活、毒のあるユーモア、反骨精神、なんだか痛快。流れ続ける往年のロック・ポップスも心地よく、ひたすら楽しい日々。そのまま終わるのかと思いきや、終盤に来ていきなりのスペクタクル。えーー。なんだ、どーなるんだ??どういう映画なの?と思っていたら、最後は最後でまたまた痛快に終わりました。ハッピーエンドでよかったよかった・・。
クセモノDJたち、みんないい味出してました。特にフィリップ・シーモア・ホフマン、ビル・ナイ辺りはさすが!の貫禄。映画自体も後味がよくて面白かったです。