うぬぼれ、そして熱海。(終)

毎週楽しみにしていた「うぬぼれ刑事」最終回でした。
1話目2話目に続いてクドカン演出です。これがもう。最高に面白かった。予想をはるかに超えて。(クドカンファンのワタシですが、クドカン連ドラの最終回って通常回の面白さに比べてなんとなく無理矢理感が感じられて、敢えて最終回にはそれほど期待してなかったんです・・。)泣けて笑って大爆笑して、見どころたっぷり盛り沢山で、後味がよくて、うぬぼれらしさ満載の大満足の最終回でした。
まず、冒頭から冴木があまりにも切なくてじーーん。風船のシーンとか泣けてきました。それにしても冴木とうぬぼれとの息ぴったりぶりがすばらしい。取調べのシーンとか面白すぎでした。そして、うぬぼれ5のそれぞれの個性を生かした無駄のない活躍ぶり。最後のダンスシーン、まさかのゴローちゃんのサックス。少路くんがサックス吹けることを知っているクドカンならではの演出ですね。しかもゴローちゃん、いつものバーテン衣装の白バージョンだし。さらには、ナルシさんの怪演っぷりも最高。すげー似合ってました。イ・ケメンの胡散臭い感じ、面白かった。そしてうぬぼれ役の彼はクドカン作品にぴったりハマるセンスの持ち主なのだなーと今回初めて思いました。ほんと、最後の最後まで面白かった。
それにしても開始以来どんどん面白くなっていった感のあるこのドラマ。ワタシの中では歴代クドカン作品の中でもかなり上位に食い込みました。このうぬぼれメンバーに会えなくなるのはなんとも寂しい・・。なんとか続編、SPでもいいから、やらないかなーと。とりあえずDVD(ブルーレイも?)楽しみに待ってます。
 
熱海の捜査官」も最終回。ずっと見てきた人がなんとなーくこういうことじゃないかな?こうじゃないと収集つかないんじゃないかな?と思っていたであろう方向へ持っていきましたね。
多分、ものすごくハマったら、また最初から見返してあーだのこーだの答えの出ないことを色々と考えてみるのが楽しいドラマなのだと思う。それこそリンチ作品みたいに。ワタシもその手のモノは好きなんだけど、しかしこのドラマはそこまでするほどのエネルギーが出てこない感じなんだよなー。つまらなくはないんだけど、そこまでハマらなかったというか、そこまで魅力を感じなかったというか。ただ脇を固める出演者がヒジョーに魅力的だったので、まぁアリかなってとこです。(結局犬塚くんはフツーに気の利くヒトでした。うーん・・。)