新感線☆RX「薔薇とサムライ～GoemonRock OverDrive」

劇団新感線の「薔薇とサムライ」、本日マチネを当日券（CXL待ちでS席買えました。）で見てまいりました。

「五右衛門ロック」がかなりのお気に入りだったので（ワタシ的に新感線の中で一番好き）、今回も期待してました！以下、ネタバレあるかも。

 

とにもかくにも痛快！始まってから最後までうっきうきの、のりのりです。高揚しっぱなし。客席で踊りだしたくてうずうずしちゃいます。ワタシ的に新感線の芝居はこうあってほしいと思う要素満載で、大満足。

とにかく、天海祐希さんありきでつくられた天海さんのための芝居です。内容も演出も天海さん仕様です。天海さん満載、天海さん大放出・・。

そしてその天海さん、なんとも存在感たっぷり。どこまでいっても華があり、誰よりもオトコマエです。かっこいいです。特別にスキでもキライでもない女優さんなのだけど、あの年代の女性で、あーゆー役をあんな風にカッコよく（痛い感じにならずに）演じられるヒトは他にいないのではないだろうかと素直に思います。実は殺陣とか微妙な気もしますが、そんなことどーでもいいほどに圧倒的な存在感。アンヌと五右衛門との見栄（？）のシーンもばっちり決まっていて何度も鳥肌が立ちました。

天海さん以外の客演の方々もそれぞれ役に嵌ってて、見ていてひっかかるところがない。すんなり入り込める。劇団員はお得意の役がすっぽりと当て込められていて、さすが。

ストーリーはさほど目新しいところもないけれど、Rシリーズにそこは求めてないんで。逆に、ベタで、とことんアホらしく、お約束のキャラ設定で、しかも豪快に、そして終わったらさらーっと後ひかず。とにかく豪華で派手で痛快で痛快で痛快で楽しくて楽しくて。ワタシ的に、この劇団を見に行く理由はこれなんです。日ごろのもやもやを忘れてストレス大発散で、ひたすら楽しーーいモノを、たまには何も考えず大笑いしながら観たい。そんな欲望を叶えてくれるので、R系が一番好きなんです。

今作は、「五右衛門ロック」に比べるとケレンミというかあざとさみたいなものが少なめで、その分ちょっと地味かなーとも思うのだけど、オオムネ大満足。また見たいです。（じゅんさんのカミングアウトのシーンとその後の歌がなんともいじらしくてステキ！でした。あのヒゲ面に乙女を見ました。）