メカロックオペラ R2C2

「大パルコ人 メカロックオペラ R2C2 ~サイボーグなのでバンド辞めます!~」本日のマチネ、観てきました。以下、ネタバレあるかも。

素直におもしろかったです。ワタシ的に最近のクドカン作品の中では一番です。笑って笑ってノリノリで楽しくて展開早くて笑って笑ってノリノリで・・。バンドありダンスあり笑いありみたいな感じで。特に前半がいい感じにストーリーがとっちらかってて。その勢いのまま一気に最後まで。休憩なしで。あっという間でした。
出演者がとにかく豪華。というかワタシの大好きな役者ばかりなので、ワタシ的に見ごたえたっぷり。
まず、カヲルさん。大活躍。店長だー、あのヒト店長キャラだー。(憧れの渡辺み○よが会ってみたらケバかったーという話、クアトロも吹き出しちゃってました。) かと思えば米兵(ミート!)のBLTサンドやら、7upやら。笑いました。特に三宅さんとの掛け合いはハズレなくおもしろいです。片桐はいりさんのダンスは迫力満点。公園くんにも地味ながら(という趣旨の歌なんです)ソロがあってよかった。そして初めて見た松田龍平くん。なんというか、あのメンバーの中でもはじけきってない感じが彼らしくて逆にいい味出してました。yes!高○クリニック!!とか。ミックジャガーとか。なんだかあの感情の出し方の不器用な感じが(今回はサイボーグ役なのでまさに。)たまらないんです。動きも妙にかわいらしかったし。
ワタシの中では彼は映画「恋の門」の門くんのイメージそのままで、日本のホアキンフェニックスなんで。日本のヴィンセントギャロなんで。つまり好みストライクなんで。実は今回このR2C2では舞台の彼を見られるのを一番の楽しみにしてました。はい、満足です。
それから口パク紙ちゃんの歌声、キョンキョンみたいでかわいーーと思ってたらホントにキョンキョンなんですね。まさにアイドル声。かーわーいーー。池津祥子さんも小ライス国務長官役で映像で出演。小ライスって・・。

実はこれは30年前に一世を風靡したバンドの2世たちの話で(サダヲ扮するパルコムだけは本家ですが)、「メリケンサック」でも感じたのだけど、クドカンはロックがロックだった時代のロッカーたちと、それを追随しようとするその下の世代のヒトたちのコンプレックスみたいなものを描きたいのかなーと。そーゆー感覚、ちょっと共感できたりするんで、その辺りもワタシ的にハマッたのかもしれないですね。いや、彼の作品で久々にもう一回観たい、DVD欲しいと思った作品だったんで。

それにしても「大パルコ人」と銘打ってあるだけに、パルコを始め渋谷界隈限定のネタ満載です。登場人物たちの名前からしても、ねー。これ、大阪公演もそのままいけるんすかね?

そいえば帰りにタワレコいとうせいこう氏登場の例のミャンマー関係のイベントやってたんでちょっと拝聴してきました。