オーシャンズ13

昨日深夜にwowowで録画した「オーシャンズ13」をゆるゆると鑑賞。
オーシャンズシリーズ、「11」・「12」は映画館で見たのだけど、この「13」は昨日が初見。だって「12」がひどかったんで。ソダーバーグ監督・ジョージクルーニーと(作品によって)ブラピは結構好きだし「11」は、まぁそこそこ楽しめたんで、その後の「12」もちょい期待してたら、あの超禁じ手。しかもそれをすまし顔でやってのける荒業に驚愕というか、呆然・・を通り越してただただ苦笑。豪華俳優で超B級コメディとか狙ったのだろうかとかどうにか自分で折り合いをつけようと思ったけど、放棄。シュールすぎ。ワタシの中では「オーシャンズ12」は珍作・怪作部門に位置づけられてます。
で、そんな「オーシャンズ13」ですが、悪夢の「12」(実はキライじゃないのかも・・というジレンマ)よりはおもしろかった・・っつーかまともだったのでほっとしたよ。
「11」同様、随所で見せられる数々の仕掛けが、その時点では観客には、それが後々どう関わっていくのかわからないままにハテナハテナと思わせながら、テンポ良く話がすすんで、ラストにそれぞれの点と点が結びついて、あーこーゆーことだったのかー、あの時のあれはこれだったのかーと、どんでん返しを挟みつつ、一気に解明していく快感を味わうタイプの映画。「13」に関してはまさにそれが全てという感じですね。それが映画としてどうなのかというのはさておいて、それを楽しめるかどうかにかかっていると思う、この手の映画は。ワタシ的には別にキライじゃないんだけど、かといって好きと言えるほどの突出した魅力も感じられなかったかな。あれもこれもと取り込まないで終始一貫したスタンスで短い時間でスパッと作られてる辺りは好感もてるんだけどね。