五右衛門ロック

イメージ 1

新感線RX「五右衛門ロック」マチネを観てきました。最後のコマ劇場です。
席は超最悪(S席なのに。行く前から鬱になるくらいあり得ない席)だったけど、ものっすごい楽しめました。以下ネタバレあり。

とにかく華やかで楽しくて痛快で。これはもう楽しまないと。乗せられたら乗っからないと。こーれーはー、楽しんだモン勝ちです。そしてそーゆーことが可能な芝居です。高揚!高揚!!超高揚!!!テンション上がりっぱなし!!ストーリーはごく単純ですが、この芝居にそこは求めてないんで全然OK。
俳優陣が豪華すぎるほど豪華で(良くも悪くも)、前半は次から次へと惜しげもなく出てくるわ出てくるわ・・。中には、ちょっと・・と思う役者もいるし、主要キャラが多すぎて細切れ感はあるのだけど、それ以上にイキオイで、ドタバタで、常に盛り上げてくれます。全体的にはドリフのドタバタ的な?ネズミの園のパレードのような?(基本的な人物構成はルパンそのものですが。)
ワタシ的には川平&右近のエスパニョール商人の胡散臭さにやられました。特に川平氏が出てくると釘付けになってしまった。(そういえば「オケピ」でも川平氏に釘付けになりました)
じゅんさんはとってもお似合いの小さい小さい人間の役(!)で、わかりやすい悪役がいい感じです。
そしてなんといっても未来・松雪(あー、この2人は「キャバレー」コンビですね)・江口・古田が順番に周りながら口上を言うところが、もー最高潮にかっこいい。このシーンを見るために大枚はたいたとしても損はないと思うくらいに。その前の(2部に入ってしばらくの)ちょっと失速した感はここを盛り上げるためにわざとそーしたのだろーかと思うほどに。
もーこれだね、夏だね、祭りだね、大満足です。ワタシの見たい新感線はこれですよ!・・と、ここのところ毎日「IZO」DVDを見ているワタシが手放しで言っちゃいますけど。それくらい満足でした。最後には思わず体が動き出しそうになってうずうずしちゃいました。ザッツエンターテイメント!楽しかったー。
もう一回観たい!今度はちゃんとした席でさー(席の悪さも忘れるくらい素晴らしーいお芝居だったけど、そんな素晴らしーい芝居をちゃんと見える席で見てみたいとも思うわけで・・)。