今更「パイレーツオブカリビアン ワールドエンド」を観た

三部作の最終話です。パイレーツオブカリビアンの1作目は、当時ものすごくおもしろい!と思ったんですよ。実はもともとワタシはジョニーの熱狂的ファンだったので。「クライベイビー」から10年くらい。で、ここ数年の日本での人気とともにワタシの熱も冷めていったわけですが。根っからのヒネクレ体質なもんで。そんな(ワタシ的)ジョニー熱下降中にこのPart1でちょっと持ち直したわけですよ。あのジャックはジョニーにしかできないなーって。コドモ向け映画をちゃんと大人が楽しめる映画に昇華させたのはジョニーだなーと。
ところが。2作目のあの恐ろしいほどの駄作ですよ。ほんとコントかと思った。「半魚人たちの大運動会」というタイトルにしといてくれれば見に行かなかったのに。
なので、3作目も見ないと思ってたんですが(この前スパイダーマンでも3にやられたし)、ちょっと時間が出来て、他に見たい映画も無かったので見てみました。駄作覚悟で。
そしたらなにげに面白かったんだよねー。期待しなかったのが良かったのかもしれないけど。今回に関してはとにかくバルボッサがいい!彼に尽きますね。おかげで映画全体がしまった感じがした。あのそこはかとなくインチキくさい感じ。いい人ぶりを発揮してもなお信用ならねぇ感じ。もーたまらないね。これぞ海賊って感じだよ。
ストーリーも、3作目らしくちゃんとまとまっていて、ここにきてこれまでの布石が生きてきたりと、結構ずーっと目が離せない展開続き。同時進行する色んな人のいろんな思惑や裏切りの描かれ方が面白い。誰がどこまで真実を知っていて、実は誰が裏切っていて、というのが見ているワタシ達にはわかっているのが優越感というか、「志村ー、後ろ後ろ」みたいな感覚で見てました。でも今回はコドモ向けではないよねー。コドモには複雑すぎてついてこられないんじゃないかなと思った。
基本的にジャック以外のエピソードがメインだし。それでもラスト近くのジャックのあの風格は1作目に近いものがあってちょっと感動したりして。