「舞妓Haaaan!!!」を見た!!!

またまたレイトショーで。ビールがすすむ映画でした。
とにかく阿部サダヲの魅力満載。あの、なぜかかわいらしい怪演具合を満喫しました。ワタシは序盤の高校生ぼんの「ななはーーーん(泣)」の可愛らしさにやられました。もう彼ならでは、彼でなければあり得ない映画って感じ。彼の魅力をよくわかっているクドカンだからこその脚本だなーと思った。逆にサダヲファンで無い人にはおもしろくない映画なのかも・・。そして脇を固める出演者たちがいい!大役から端役まで、芸達者なあんな人こんな人が。ちょっとしか出てこなかったけど存在感たっぷりの橋本さとしさん、北村一輝さん。何気に鬼塚と一緒に七変化しているキムラ緑子さん。などなど曲者役者が贅沢に次々と現れて、見てるだけでも楽しかったです。こまちゃんは時効警察のマカデ君ですね。
映画全体はイキオイ重視のまさにハイテンションムービー。各シーンにどかんどかんと笑いがちりばめられていて、笑ったら次のシーン、また笑ったら次のシーン、という感じで早いペースで展開していく。見ていてそのペースに慣れてしまうので、たまにストーリー上必要な説明的な長めなシーンがあるとちょっと退屈に感じてしまったり・・。そのためかそういうシーンは最小限にとどめてある感じもして、全体のストーリーとしてはちょっと弱いところもあるのかなー。
でもこの映画は、その勢いにのっかって何も考えず楽しむのが正しい鑑賞の仕方だと思われます。内容云々より、上演中は何も考えずとにかく笑って笑って、素晴らしい役者の芝居に見入って、終わったらあーおもしろかったってあとに残らない(良い意味で!!)の映画だったよ。